④【パパっと育児@赤ちゃん手帳】食事、排せつ、睡眠などの記録を簡単共有

夫の知らない!? 授乳や食事・排泄・睡眠記録

 わが家では、朝は夫婦ともに子どもと一緒に過ごすようにしているが、夫が帰宅するのは大体22時前後のため、日々の育児時間は母である私のほうが長い。よって「いつ夜ご飯を食べて」「どれくらい寝ていて」といった変化はなかなか理解されづらい。もちろん、4歳児にもなれば、こまごまと報告するようなことも少なくなるのだが、0~1歳児のころは、「転んで頭をちょっとぶつけた」「泣いている時間が長い気がする」「便がゆるい…」といった小さな変化に心配することも多く、それに対し夫が「大丈夫でしょ! 子どもだからすぐ快復するよ!(悪気はない…)」ということがあり、「簡単に言わないで!」とイライラすることもあった。

 「パパっと育児@赤ちゃん手帳」は、「0歳から6歳までのライフログを電子書籍化!」とうたわれるとおり、生活記録と日記を電子書籍化できるアプリ。授乳やミルク、オムツ替えといった0~3歳児くらいまでに特に役立つものから、睡眠、体温、食事や病気履歴、身長・体重など3~6歳児までしっかり記録しておきたい項目まである。

名前、生年月日を入れて使用開始(左)。「ミルク」「母乳」「のみもの」「おふろ」「うんち」「おしっこ」「オムツ替」といった0~1歳児には欠かせない情報が簡単に登録できるようになっている。2歳児以降も「寝る」「起きる」「身長・体重」など成長記録を残しやすい(中央)。日付等はプルダウン式なので簡単に入力できる(右)
名前、生年月日を入れて使用開始(左)。「ミルク」「母乳」「のみもの」「おふろ」「うんち」「おしっこ」「オムツ替」といった0~1歳児には欠かせない情報が簡単に登録できるようになっている。2歳児以降も「寝る」「起きる」「身長・体重」など成長記録を残しやすい(中央)。日付等はプルダウン式なので簡単に入力できる(右)

 ただし、共有は直前の7日分の育児メモのみ。リアルタイムに知らせるわけでもないので、より最新の状況を知らせたい場合(新生児から1歳くらいまでは知っておいてほしい…)は、授乳、睡眠、おしっこ・うんちなどの時間や量をリアルタイムで記録して共有相手にも知らせる「ぴよログ」のほうがおすすめ。0歳児ならではの心配事や苦労点をパパも理解することで、成長そのものにも喜びを感じられるはず。

 ところで「パパっと育児@赤ちゃん手帳」を使ってみたら、意外と日記が役立つことが分かった。実は私はmixiで夫と一部友達以外には非公開で育児日記を書き続け、年に1回MyBooks.jpというサービスを使って製本している。しかしたびたび、1カ月分の日記をためてしまい、後からうなりながら書く始末。その点、このアプリの日記はメモ代わりに付けられるし、しかも夫に共有しやすい。特に「息子が今日、保育園で椅子取りゲームをしたという。“強かったんですよ~! ちょっと意外でした!”と先生に言われてうれしそうだった」というような、会話にすると「ふーん」と流されるネタも、日記にしたら「へぇ~! 負けず嫌いだね!」と夫が感想を言うようになることも発見。製本された日記は一度も読んだことない夫に、日々の小ネタを提供し続けたいと思った。

保育園では毎朝、検温の必要があるので、計ったらアプリに記録しておけば、日々の体調管理にも役立つ(左)。登録した情報は一覧で見ることができる(中央)。育児メモの共有はLINEやメールでURLを送ることができるので、夫婦間のシェアも簡単(右)
保育園では毎朝、検温の必要があるので、計ったらアプリに記録しておけば、日々の体調管理にも役立つ(左)。登録した情報は一覧で見ることができる(中央)。育児メモの共有はLINEやメールでURLを送ることができるので、夫婦間のシェアも簡単(右)

● 男性編集者コメント

夫というのは、自分では家事も育児もやっているつもりになっているもの。でも実際は、授乳もおむつ交換もその他の家事も、ママのほうが圧倒的にやっていることが多かったりします。せめて、その違いを認識してほしい、というのは当たり前の人情です。わが家ですか? ええ、もちろんミルクもおむつ交換もやっていました。その割合を妻に聞くのは…怖くてできません。