かかりつけ医が休みのときに便利な病院検索機能も

 共有アプリではないので、各自がスマホにインストールする必要があるものの、例えば妻が診察券などを持ち歩くと決めているなら、夫だけが診察券を撮影して登録するという手もある。登録は名前、メールアドレス、パスワードといったプロフィール情報を入力すれば完了。あとは診察券を表面、裏面撮影し、電話番号を入力するとアプリ側で検索してくれる。

アプリをダウンロードし、起動すると使い方がパッと出てくる(左)。会員登録は名前、メールアドレス、パスワードだけ入れればOK(中央)。診察券の表・裏を撮影し、電話番号を入れると病院を自動で検索。登録があれば詳細が表示される仕組み(右)
アプリをダウンロードし、起動すると使い方がパッと出てくる(左)。会員登録は名前、メールアドレス、パスワードだけ入れればOK(中央)。診察券の表・裏を撮影し、電話番号を入れると病院を自動で検索。登録があれば詳細が表示される仕組み(右)

 営業時間や休診日なども示され、電話も簡単にかけられる。通院履歴も残しやすいし、かかりつけ医がお休みで急きょ病院を探さなければならないというときにもアプリ内で詳細検索ができるようになっている。

 医療証、保険証を登録する機能はないので、別途、コピーや控えなどを持っておく必要はあるが、「今すぐお迎えに行って病院に連れて行かないと!」というときに、パパッと対応できるようになるはずだし、「今日木曜だからかかりつけの診療所はお休みだよ、どうしよう」などと言わずにすぐに検索!も可能。

登録診察券は一覧で見れる(左)。病院名をクリックすると詳細が出てくる(中央)。予約メモをスケジュールで管理しておくと、いつ行ったかなど通院記録としても使える(右)
登録診察券は一覧で見れる(左)。病院名をクリックすると詳細が出てくる(中央)。予約メモをスケジュールで管理しておくと、いつ行ったかなど通院記録としても使える(右)

 わが家ではさっそく夫がダウンロードし、診察券(全部で10枚あった)を撮影。「場所や診察時間、休診日、救急対応も出てくるから、日曜夕方の発熱時にどうするかとか、具体的に考えやすくなった」と夫。今までは通院関係は完全に私任せで、まれに連れて行くときにも「何時にどの病院に行くの?」と聞くだけだったことを考えると、まずは夫にも「何の病気のときに、どの病院に通っているのか」を把握してもらうことが大事だなと感じた。

● 男性編集者コメント

「緊急連絡先はママ」というのはわが家も同じで、なぜと言われると返す言葉もございません…。実際、「妻が対応できないときの保険としてパパの連絡先も伝えてある」という家庭が多いのではないでしょうか。でも育児は夫婦二人でするもの。“保険扱い”はおかしいですよね。私もこのアプリの導入を検討……あ、いや導入します。