火を使わないから、子どもがお手伝いしやすい

―― うちでは鍋を食卓に出してふたを取るところまでは私がやって、その後、お茶碗によそうところは小4娘にさせているんですが、お子さんたちと一緒に使うことはありますか?

森本 わが家の場合、盛り付け関係はさせていないんですが、食材を入れて、セットするまでのところをやってねとか、私が家にいるときの調理の部分は子どもにもやらせていますね。

土方 そこは、すごくやりやすくなりましたよね。僕も、今までバーミキュラ鍋で料理をするときって、あまり子どもにやらせたことはなかったけれど、ライスポットは火を使わないから安心。かといって、子どもにとっては、まったく危なくないのもだめらしいんです。火は使わないから火事の危険はないけれど、鍋に触れたら熱い。そこは、やはり大事な経験だと思います。

森本 中2の娘には、親が留守の間にガスを使わせるのは不安だったんですが、ライスポットならもしかして夕飯を作ってくれるかな、と今ちょうど教えようとしているところです(笑)。

土方 うちの娘も、妻がご飯を炊かせていましたよ。子どもたちは「私もやりたい」って言ってきますね。僕が調理するときは一緒にお手伝いもしてくれます。ポットローストやサーモンのミキュイとかもやりましたし。めちゃくちゃ簡単なんですけどね。私がやる!って言って、よくケンカします(笑)。特に、小3の下の子は今まで危なくてやらせていなかったんですが、キッチンの高い所ではなく机の上に移動させてもできますし、一緒に調理ができるようになりました。

森本 仕事をしながら子育てをしているお母さんたちには、とても頼もしい助っ人がやってきた感じで、ありがたい存在。ライスポットという名前ではあるんですが、本当にいろんな料理の幅が広がる調理器具になっていて、皆さんが思われているよりもずっと簡単に使えるので、まずは試してもらいたいですね。お子さんだけでなく、パパも一緒に料理を楽しんで家族のコミュニケーションにも役立ててもらいたいです。

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 次回は、具体的な調理のポイントや共働き家庭にこれだけは作ってほしい!と同社コンシェルジュ&シェフによる簡単おすすめレシピを紹介します。

(文・構成/日経DUAL 加藤京子 写真/岩瀬有奈)