鉄則3・順光と逆光の違いを知る

 写真は光と影で絵をつくるものだが、動画でも光線の状態を意識しながら撮影することが大切だ。ディテールまではっきり写したければ、太陽や光源を背にして、つまり順光状態をつくるのがいい。

 だがコントラストが強く、シワや肌の質感まで描写されてしまうため、撮影した動画を後から確認すると、あまり美しく見えないケースがある。スマホの動画であっても、十年前の業務用ビデオカメラ以上の描写力があるため、不必要なまでに詳細が写ってしまうのである。

 では、どうすればいいか。被写体によっては逆光で撮影するのがおススメだ。やわらかい描写となり、ディテールは分かりづらくなる

 ただし、被写体全体が暗くなってしまう可能性がある。スマホの動画撮影機能には、自動逆光補正が含まれているが、足りない場合がある。その場合は、さらに一歩被写体に近づく。すると自然に明るくなる。光の量を測るセンサーが影の部分が多いと判断するからである。

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