新学期が始まって1カ月経ちました。環境に慣れてくると、つい気が緩んでうっかり忘れ物、ということはありませんか? それが続くと、学習に支障が出てきて、学業不振にもつながりかねません。そこで今回は、忘れ物が多い家庭の特徴と、具体的な予防法を、教育者と現役パパに伺いました。

【年齢別特集 小学校低学年のママ・パパ】
(1) 宿題が遅い子にはタイマーをプレゼントして
(2) 忘れ物はランドセルと机の「見える化」でなくせる ←今回はココ
(3) スポーツ習い事、3年までは無理に競技を絞らない
(4) 体育が嫌いな子に必要なのは「練習のクセ」

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

隂山英男さん 「忘れ物に過度にネガティブになることはない」

 「忘れ物が多い子の親は忘れ物が多いですね。整理整頓ができていない家庭の子は忘れ物をしがちです

 冒頭、ドキッとすることを言い放たれたのは、教育者の隂山英男さん。長年の小学校教諭の経験から音読や計算、規則正しい生活習慣で学力を向上させる「隂山メソッド」でおなじみです。

 「私の持論としては、忘れ物に過度にネガティブになることはないです。あの長嶋茂雄さんにも、子どもを野球場に連れていって、忘れて帰ってきてしまったという有名な伝説がありますね。何か一つのことに没頭してしまって、周囲が見えなくなる。そうすると忘れ物をしてしまうのです。これは子どもにはよくあることです。かく言う私も忘れ物が多いので、忘れ物が多い子には比較的寛容なんですよ(笑)」

 先生、そうはいっても忘れ物が多いと、授業がきちんと受けられないことが続き、勉強に支障が出そうです。やはり、忘れ物は予防したいのですが……。

荷物の「見える化」で忘れ物が改善

 「そうですね。私も忘れ物を減らすために考えた対策があります。それが、持ち物の『見える化』です。必要な持ち物をリストアップして、何をバッグのどこに入れるかを決めました。バッグを開けてそこを見れば、荷物があるかどうかパッと確認できます」

 「特に忘れがちなものはメッシュ製のポーチに入れて、外からでもチェックできるようにしています。この整理術で忘れ物が9割がた改善しました」

 なるほど。忘れ物が多い親にもとても参考になります。住まいの整理整頓にも応用できそうですね。これを子どもの忘れ物予防法に応用するとしたらどうしたらよいかも教えてください。

<次ページからの内容>
・ 帰宅したらすぐランドセルを開けさせる
・ 「見える化」すると片付けが苦にならない
・ 2児を持つ教員パパ・栗田正行さんの忘れ物対策
・ 連絡帳を必ず出すようになるポイントカード方式
・ 忘れ物は仕組み化で減らせる

次ページから読める内容

  • 帰宅したらすぐランドセルを開けさせる
  • 「見える化」すると片付けが苦にならない
  • 2児を持つ教員パパ・栗田正行さんの忘れ物対策
  • 連絡帳を必ず出すようになるポイントカード方式
  • プリント用ファイルは中がカラでも出させる
  • 忘れ物対策の声掛けは具体的に

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