ワーママだからこそ大切にしたい「おふくろの味」

 いざ保育園に預けて働き始めると、娘のいとおしさは何倍にも膨らみ、限られた家族の時間を良いものにしたいという思いが強まる日々です。

 娘の離乳食が始まって考えるようになったのが、「おふくろの味」。皆さんは何ですか? わが家の「おふくろの味」候補の一つは、日差しが強くなってきたこれからの季節にわが家で活躍する「山形のだし」です。

 キュウリ・ナス・オクラ・ミョウガ・大葉などの夏野菜と薬味を細かく刻んでしょうゆなどで和えたもので、和える野菜や使う調味料の種類や量は家庭によって異なる、山形の「おふくろの味」(郷土料理)。ご飯やそうめんなどの主食にかけても良いですし、冷奴に載せたり、トマトと一緒に白和えにしたりしても◎。とろろと混ぜてネバネバを出してもおいしくいただけます。単に調味料を回しかけるより栄養価も高く、ミョウガや大葉などの殺菌作用から食中毒予防にもなります。

 ピリ辛にしたり、甘みをつけたりアレンジが自在なので、家族と相談しながら「わが家の味」を確立することが今の楽しみです。刻んで和えるだけ!のお手軽簡単レシピですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

ある夏の日の献立です。冷奴に山芋を加えた山形だしをたっぷりかけて。きゅうりはたたいて刻んだ梅と和えるだけ! どちらも疲れが吹き飛ぶ簡単レシピです。

(※)厚生労働省 「平成26年 人口動態統計月報年計(概数)の概況」