旦那への“公開文句”はこれからも続けていこうと思ってます
―― 子育てにおいて、ここは譲れないというポイントはありますか。
人は人、自分は自分っていう強い信念はあります。子育てって教科書みたいなものはたくさんあるけど、答え合わせの本はないから、正解・不正解は決めつけないようにしてます。自分がいいと思ったものを信じてやっていかないと、子どもが不安になっちゃうと思うし。
―― 確かにそうですね。
あと、色々うまくいかなくて「マジでもうムリ！」ってなったときは、その姿を見せちゃいます。かっこいいママでいようとは思わないんです。子どもたちには泣き顔もいっぱい見せてきたし。そんなときは長女が「ママ、大丈夫、大丈夫」って抱きしめてくれるんですよ。包み込まれますね、ちっちゃい体に。旦那がだらしないときは、「またパパ？ リーが言うよ！」って代わりに文句言ってくれたり（笑）。
―― それは頼もしい！ SNSで藤本さんに「靴下を片方落とさないで」と“公開文句”を書かれたときも話題になりました。
「旦那に文句なんて面と向かって言えばいいのに」って思う人もいるかもしれないけど、自分の疲れ具合によっては言い方がとげとげしくなるときもあるから、ネタにしちゃう（笑）。それで「みんなはどう？」って問いかけたら、たくさんの人が「わかるわかる！ うちもね…」って書いてくれて、ああよかったって思いました。ママって、小さな文句を誰かに聞いてほしいときが絶対あるんですよ。そんなときにSNSにコメントを書き込むことでみんながラクになれたらな、って気持ちもあって。
―― みんなで「あるあるー！」って笑っちゃうことで、ストレス軽減できますよね。
そうそう、だから公開文句はこれからも続けていこうと思ってます。でもね、あれから旦那、洗濯物をちゃんと出すようになったの。そこがちょっとかわいいなあと思ってるんです（笑）。
（取材・文／廿楽玲子 写真／品田裕美）
