交通トラブルのピークは7歳 家庭のルールづくり

 登下校中の交通トラブルが多いのは、やはり7歳のころがピークになります(*1)。可能な限り家から出発して、背中が見えるところまで朝見送ってあげたり、出勤前に遠回りでも学校方面に足を向けたりのサポートを、学期の初めには行うことをおすすめします。朝、親が見送ってくれることは、低学年期の子どもにとって、親の愛を感じる大きなエールとなるでしょう。

 昨今は色々な事件もあり、知っている人といえども安全とはいえないような状況も起こり得ます。実際に防犯ブザーを鳴らす練習はもちろん、近所の子ども110番の場所や緊急の時に駆け込むお店なども調べておくといった具体的な防犯教育をしながら、保護者ができるだけ「あなたを大切に思っている」ということを言葉だけでなく態度でも示していきましょう。

低学年の成長期 朝食を食べることで成長・学力ともにメリットが

 1、2年生のうちは身体的成長としては、身長も体重も少しずつ増えていくようになっていきます(*2)。個人差もありますが、その子のペースで大きくなっていく時期でもあります。運動量が増えて食が細かった子も食べる量が増えていくことも多くなります。また、朝食と学力についての調査が多くありますように、朝食をしっかり食べることは成長にも学力にも両方メリットがあると考えられます(*3)。

 低学年は、体がまだまだ小さいです。大人も腕を全部通さなくてもいいので、子どものランドセルを一度ぜひ背負ってみてほしいと思います。こんなに重いものを小さな体で背負って、しっかりと歩いて学校に行く子どもの成長ぶりを実感しきっと褒めてあげたくなりますよ。