進級の喜びと不安の2年生 承認の声かけを意識

 新小学2年生の子どもは、初めて自分たちが一つ上の学年になる喜びと、学校に慣れてきた部分もあり、余裕が出てきます。しかし、最近はクラス替えを毎年行う場合も多いので、クラスの編成によっては、新しい友達とのつながりや先生が変わったことでの変化にも順応していく必要があるので不安定になりやすい時期でもあります。

 1年生のときと同じく、例えば「最近、どんな漢字を習っているの?」「難しい漢字も覚えられるようになったんだね」など細かな視点で聞いてあげたり、また、「新しい先生、前は何年生の先生だったの?」「そういえば給食のとき、嫌いなピーマンはどうしてる?」「お昼休みって、いつも何して遊んでるの?」など先生や学校生活のことも声掛けをしながら子どもの状態を把握したり、「寄り添い」の姿勢を見せることが大切です。

 まだ先生たちも高学年相手のときほど厳しさなどはないとは思いますが、確実に1年生のときよりも宿題量なども増えてくることが予想されます。できるだけ具体的な子どもたちの姿を見つめ、そして丁寧に、「よく頑張っているね」と承認の声かけをしてあげましょう。

 特に「音読」の宿題や、お風呂タイム、寝る前の絵本の読み聞かせのときこそ! 忙しい中でも、その5分10分を大切に、しっかりと向き合ってあげると、子どもの心も満たされると思いますよ。

 低学年の時期は、環境の変化で心身共に疲れてしまう子もいますし、逆にその刺激に興奮してエンジンがかかる子もいます。何気ない毎日の生活(衣食住)の世話を丁寧にしてあげることや、子どもとのコミュニケーションを十分に取ろうとすることが、最も大切にしてほしいことです。

 また小さなことでもありますが、忘れ物に関しても手伝いすぎると自立の芽を摘んでしまいますし、「失敗から学べばいい!」などという感覚でそのままにしておいてもいいとは、まだまだ言えない時期です。小さな失敗でその日の学習にしっかり向き合えないお子さんも実際います。なので、小さな目配りは重要だと私は考えています。忙しくても連絡帳はチェックし、何度も繰り返される忘れ物の場合などは「どうしたら、忘れなくなるかな?」と一緒に話し合ってルール作りなどをすることもおすすめです。定番の持ち物も頻繁に忘れてしまうお子さんに対しては、ホワイトボートとマグネットなどを使って一緒にチェックをするのも手。習慣化できるように親が工夫をすることで、子どもが徐々に一人でできるようになり、自信につながりますよ。

【小学2年生の主な成長・発達の目安】
※子どもの成長発達は個人差が大きく、あくまでも一般的な発達成長の目安として参考にしてください

□ 環境の変化やストレスに耐えるたくましさも身に付いてくる
□ 自分の好きなもの・ことへの関心が強まり、夢中になる
□ 自我の発達が著しいが、自立を促す親のサポートも必要
□ 次第に友達の存在が気にかかるようになる
□ 学習内容がより本格的に。小さな失敗でその日の学習に向き合えない子どもも
□ 親の承認の声掛けと習慣化の工夫が、自律の一歩に