共働き家庭が最も忙しくなる時間帯といえば、夕方から夜にかけてではないでしょうか。なかでも夕食作りは、おなかをすかせた子を前にして、味や栄養バランス、そしてスピードなど、限られた時間内に多くのものが求められる難しい役回りです。昨年の「共働き食卓を助けたい!夕食ラクラク大作戦」特集の記事「火曜日のパパ担当デーはパパも子も喜ぶ魚メニュー」では、料理が得意でないパパも平日に夕食作りを担当できるようになるコツやレシピを紹介しました。
 今年はさらに深掘りし、平日の夕食作りをスムーズに回していくための具体的な方法とレシピを、パパに向けてお伝えします。題して「パパの20分手作り夕ごはん大作戦」特集。第4回は、「一汁一菜」に副菜を一品追加した「一汁二菜」をいかに簡単に作るかのノウハウについてお伝えします。2歳と4歳を育てるパパライターが実際に6つのレシピを作ってみた感想付きです!

【パパの20分手作り夕ごはん大作戦 特集】
第1回 春からチャレンジ!パパ夕食作りの心構え
第2回 パパも子どもも大好き! 「丼」の最強ルール
第3回 フライパン一つで肉&魚料理 簡単おいしい一汁一菜
第4回 パパが作る一汁二菜 驚きの簡単レシピを6つ紹介 ←今回はココ
第5回 DUALでおなじみパパ3人がリアル食卓を公開!

上級編「一汁二菜」にチャレンジ!

 本特集では、帰宅してから「いただきます!」まで約20分という短い時間で、料理初心者パパが家族にごはんを作るときに役立つ情報をお伝えしています。前回までに紹介した「丼物」「一汁一菜」の献立を無難にこなせるようになったら、今度はごはん、汁、主菜から成る「一汁一菜」に副菜一品を加えた「一汁二菜」にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

これが「一汁二菜」の最強ルール(1)

【一汁二菜】 ごはん + 汁 + 主菜 + 副菜

★副菜バリエーション★

 たんぱく質がしっかり取れるメインのおかずは、前回記事で紹介したように和風・洋風ソースを使った肉・魚料理がおすすめです。今回は、そこに加える「野菜の副菜」をとても簡単に作る方法やレシピ6点をじっくりお伝えします。副菜を一品加えるだけで、栄養バランスはよりアップし、家族の(主にママの)満足度もアップ。子どもが残さずにおいしく食べてくれれば、パパが日々味わう達成感もぐんと大きくなるはずです。

 「野菜の副菜」を詳しく見ていく前に、まずは初心者パパが意外と知らない包丁の正しい使い方についておさらいしておきましょう。

<次ページからの内容>
・包丁を正しく使えば作業を効率化できる
・パパがぜひ覚えたい野菜の副菜は、ずばり「煮物」と「グリル」
・だしを使わない簡単煮物レシピ3点
・焼くだけなのにおいしい!緑黄色野菜のグリルレシピ3点