共働き家庭が最も忙しくなる時間帯といえば、夕方から夜にかけてではないでしょうか。なかでも夕食作りは、おなかをすかせた子を前にして、味や栄養バランス、そしてスピードなど、限られた時間内に多くのものが求められる難しい役回りです。昨年の「共働き食卓を助けたい!夕食ラクラク大作戦」特集の記事「火曜日のパパ担当デーはパパも子も喜ぶ魚メニュー」では、料理が得意でないパパも平日に夕食作りを担当できるようになるコツやレシピを紹介しました。
 今年はさらに深掘りし、平日の夕食作りをスムーズに回していくための具体的な方法とレシピを、パパに向けてお伝えします。題して「パパの20分手作り夕ごはん大作戦」特集。第3回は、ごはんと味噌汁に主菜を加えた「一汁一菜」を日々簡単に作るためのコツをお伝えします。2歳と4歳を育てるパパライターが実際に6つのレシピを作ってみた感想付きです!

【パパの20分手作り夕ごはん大作戦 特集】
第1回 春からチャレンジ!パパ夕食作りの心構え
第2回 パパも子どもも大好き! 「丼」の最強ルール
第3回 フライパン一つで肉&魚料理 簡単おいしい一汁一菜 ←今回はココ
第4回 パパが作る一汁二菜 驚きの簡単レシピを6つ紹介
第5回 DUALでおなじみパパ3人がリアル食卓を公開!

「帰宅後の限られた時間内においしく作る」が条件

 料理をあまりしたことのないパパでも帰宅後の短時間で用意できる献立としておすすめしたいのが、「一汁一菜」です。

 一汁一菜には色々なスタイルがありますが、本特集で紹介するのは「ごはん+汁+菜(メインのおかず)」の夕食メニュー。メインのおかずは食べ盛りの子どもが喜ぶ肉料理、魚料理です。いかに手早く、いかにおいしい料理を作るか。そのために知っておきたいルールやコツと具体的なレシピを紹介していきます。

これが「一汁一菜」の最強ルール(1)

【一汁一菜】 ごはん + 汁 + 菜(メインのおかず)

 一汁一菜のレシピを教えてくれるのは、30年以上、料理の世界で実績を積んできた料理研究家・本田明子さんです。「もし男性が料理の効率的な方法を知り、片付けまでの一連の流れをシステム化できるようになったら、最強でしょうね。料理を重荷と感じているママには心強い味方になるはずです」と本田さんは話します。

 特集1回目でお伝えしたように、料理は正しいプロセスを踏みさえすれば初心者でも上手にできるもの。自分の作った食事が一度きりのまぐれではなく、何度作っても安定しておいしく、しかも時間制限内に完成できると、次への自信につながります。

 まずは、知っているのと知らないのとでは大きな差がつくコツと、肉でも魚でも味がおいしく決まる“魔法のソース”レシピを、本田さんに教えてもらいましょう。

<次ページからの内容>
・安定しておいしいものを簡単に作るのにはコツがある!
・「和風ソース」と「洋風ソース」の組み合わせでレパートリーが増える
・肉料理 3つの絶品レシピ
・魚料理 2つの絶品レシピ
・番外編!特別忙しい夜は「一汁一飯」で迅速に対応