共働き家庭が最も忙しくなる時間帯といえば、夕方から夜にかけてではないでしょうか。なかでも夕食作りは、おなかをすかせた子を前にして、味や栄養バランス、そしてスピードなど、限られた時間内に多くのものが求められる難しい役回りです。昨年の「共働き食卓を助けたい!夕食ラクラク大作戦」特集の記事「火曜日のパパ担当デーはパパも子も喜ぶ魚メニュー」では、料理が得意でないパパも平日に夕食作りを担当できるようになるコツやレシピを紹介しました。
 今年はさらに深掘りし、平日の夕食作りをスムーズに回していくための具体的な方法とレシピを、パパに向けてお伝えします。題して「パパの20分手作り夕ごはん大作戦」特集。第2回からは具体的なおすすめ料理とレシピをお伝えしていきます。まずは子どもも喜ぶ「丼」の最強ルールです。

【パパの20分手作り夕ごはん大作戦 特集】
第1回 春からチャレンジ!パパ夕食作りの心構え
第2回 パパも子どもも大好き! 「丼」の最強ルール ←今回はココ
第3回 フライパン一つで肉&魚料理 簡単おいしい一汁一菜
第4回 パパが作る一汁二菜 驚きの簡単レシピを6つ紹介
第5回 DUALでおなじみパパ3人がリアル食卓を公開!

「丼つゆ」一つで無数のメニューが作れます!

 スピーディーな料理の代表格といえば丼物。ほかほかごはんの上に具材を載せるだけ、と作り方がシンプルなので料理初心者にもとっつきやすく、ボリューム満点の見た目がパパや食べ盛りの子どもの食欲を誘います。栄養たっぷりのお肉や野菜も、親子丼のように卵でとじればぐっと食べやすくなり、子どもが喜んで食べる確率は上がるでしょう。

 実はこの丼物、味付けのベースとなる「丼つゆ」の作り方など、基本的なルールさえ頭に入れておけば、あとは載せる具材を変えるだけで無数のバリエーションを生み出すことができるんです。パパの料理っていつも一緒……とならないためにも、色々な具材で試してみると楽しいかもしれません。

これが「丼」の最強ルール(1)

丼つゆ(レシピは3ページで!)+具材(X+卵)=子どもが好きな丼

 Xを鶏肉にすれば「親子丼」に、豚肉にすれば「他人丼」に、0にすれば「玉子丼」に、白菜や青菜などの野菜にすれば「野菜の卵とじ丼」が作れます。もしアレルギーっ子で卵が食べられない場合は、卵を方程式から取って「丼つゆ+X(牛肉など)」にしたり、片栗粉でとろみをつけあんかけ風にしたりしても、おいしく食べられます。

 次ページからは、「パパ料理研究家」で株式会社ビストロパパ代表の滝村雅晴さんが、丼を作る過程でぜひ覚えておきたいコツや、おいしくて思わずうなる4つの丼レシピと2つの麺レシピを伝授します!

<次ページからの内容>
・初心者は必読!まず覚えておきたいコツ
・失敗しない!丼つゆを使った丼の方程式
・子どもが喜んで食べる肉、魚を使った丼レシピ
・冷凍うどんを使えば、かなりの時短に