音楽を楽しみながら、食事も満喫
夫も含め、わが家が毎年参加する理由はもう一つ。会場と会場周辺の食が充実していたり、無料で楽しめるプログラムがあったり、コンサート以外でも楽しめる仕掛けが色々あることだ。わが家が気に入っているのは、国際フォーラムの中庭に出ている「ネオ屋台村」。「ネオ」とついているだけあり、ケバブがあったりタコスがあったりサテがあったり、無国籍のラインアップの中から、どれにしようかなと選ぶのが楽しい。デザートものもたくさんあるので、子どもも大はしゃぎ。虎は毎年、アイスクリームを食べてご満悦。中庭に設けられた特設ステージで演奏される無料コンサートを聞きながら過ごす時間が、またお祭り気分をアップさせる。会場から抜け出して、丸の内周辺の複合ビルに行っても良いし。
他にもコンサートのチケットの半券を持っていれば入れる無料コンサートや、子どもたちが参加できる体験プログラムなどもあって……、とさらに詳しく書きたい気持ちはあるのだが、この辺にしておく。
随分と熱くラ・フォル・ジュルネを語ってしまったのには理由があるのだ。実は今年の2月、前回のコラムで書いたように、虎が生まれてから初めての海外出張として、フランス・ナントに、ラ・フォル・ジュルネの本家の取材をしてきたばかり。本家は本家の素晴らしさを味わった一方、東京ラ・フォル・ジュルネならではの良さも発見した。0歳から入れるプログラムがあるのも、ベビーカーがこんなに並ぶのも実は東京だけ。「親子にうれしいGWのイベント」という位置付けは、東京ならではの発展形だったのだと分かり、素晴らしさを再確認したのだった。
もちろん、今年も虎と一緒に3日間とも出没するつもり。今回は初めて、お友達を誘って行ってみようかと思っている。恐らく、海外旅行や国内イベントなど花盛りのGWのFacebookの中で、「これもいいね」って思ってもらえることを目指します!