GWにわが家が3人で毎年必ず行くのは……

 しかし、オフシーズンだからこその「行き当たりばったり」旅。当然、ゴールデンウイークや夏休みのハイシーズンには通用しない。もう既に夏休みの旅の予約をお済ませの方も世の中にはたくさんいらっしゃるのだろうが、もちろんうちはまだ考えの外。恐らくは予約は後手後手に回り、まとまった旅行などは9月に入ってからなのだろうな。

 ゴールデンウイークはというと、こちらのほうは毎年定番にしているお出かけ先がある。渋滞の中の遠出は避け、「安・近・短」で攻めるのが一番ということで、丸の内の東京国際フォーラムで開催されるクラシック音楽のお祭り「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に毎年行っている。

 ラ・フォル・ジュルネは、2005年からスタートした音楽祭で、実は私、初年度からほぼすべてに参加している。取材で行ったり、1人でいくつかのコンサートをはしごして回ったり、虎が生まれてからは0歳のときから必ず家族3人で出かけるお約束となっている。

 東京国際フォーラムのホールAやCなど大きさの違う6カ所の会場で、朝から晩まで、コンサートを一日で40回くらいやってしまうという、クラシックの常識では考えられない仕組みになっている。しかも、1回のコンサートは1時間以内がほとんどなので、初心者でも飽きないし、チケット料金も1500~3000円くらい。

 朝10時からのコンサートに行って、お昼ごはんを食べて、午後2時くらいのコンサートに行って、夕方に「もう一つチャレンジしてみるか」などと“コンサートのはしご”を楽しめる。私のような計画性のないタイプでも、直前にネットでチケット予約したり、当日に空いているところを探したりすれば、気軽に参加することができる。遠出しないで、都内の穴場スポットを探したい派としては、丸の内というアクセスのしやすさがありがたい。