進級し、先生が変わったら朝大泣きするように
1つ上のクラスに進級! とてもおめでたいことですが、環境が変わって、困る場面が出てくることも少なくありません。先輩ママの例から子どものよくある行動を見てみましょう。
◆1歳クラスに進級するとき(先輩ママAさん)女の子
進級して先生が変わり、朝預けるときに「行かない」と毎日泣くように。3〜4カ月経ってやっと泣く頻度が減った。「新しい先生になり、安心して胸に飛び込んでいけなくなって、園に行くのが嫌になってしまったようです」(Aさん)
◆2歳クラスに進級するとき(先輩ママBさん)男の子
進級で靴箱が新しい場所に。自分のマークである「バス」のシールも貼ってあるのに、どうしても新しい靴箱に靴を入れたくなくて泣いてしまった。「上のクラスになるのをとても楽しみにしていたのですが、いざ新しい靴箱を見てひるんでしまったようです」(Bさん)
「進級をきっかけに、これまで泣かなかった子が泣くようになったり、園に行きたがらなくなったりすることはよくあります」。おおわだ保育園(大阪府門真市)の馬場睦代園長は、そう説明します。
「ゴールデンウイーク過ぎぐらいまでは、慣れない状態が続くことも特に珍しくありません。4月の1カ月間でそろそろ慣れてきたかなという子どもでも、GW中に親と一緒に長時間過ごすうちに、振り出しに戻ることもあります。個人差はありますが特に0、1歳クラスで人見知りの時期だと、また一から始まることは多いですね。記憶などが色々しっかりしてくる3歳以上になると、GW明けにもスムーズに戻れるケースが多いです」と馬場さん。
ほかにも、あいさつや自分の身支度、トイレなど、これまでできていたことが、進級をきっかけにできなくなるケースもよくあるそう。では、ママ・パパはそんなときどうすればよいのでしょうか。