妻と子どもが喜ぶ姿がクセになる
—— お子さんが生まれる前は、晩ごはん作りなどは奥さんが担当されていたのですか?
高橋一晃さん(以下、敬称略) 基本的には、妻が作ることのほうが圧倒的に多かったですね。でも、僕も料理が嫌いではないので、たまに作っていました。家事についてはある程度、分担をしていて、皿洗いは僕が担当。でも洗濯物を畳むのは苦手だから、そっちは頼むよ、という感じ。
料理は嫌いではないけど、僕が作るとおいしくないんですよ。あまり、研究してもいなかったし、独身時代は同じモノを作ればいいやといったタイプだったので、バリエーションも少ない。3食続けてチャーハンとか(笑)。
でも、今はもう、家事を楽しめるようになったので、メチャメチャ新しいメニューを開発していますよ。つい先日なんか、妻が「春菊が食べたい」と言い出したので、鍋にしようかとも思ったのですが、クックパッドで調べてみたら、春菊と鶏肉のゴマあえのレシピを発見。作ってみたら、すごくおいしかった。
失敗したとしても、またチャレンジしてみて、おいしくできたらレパートリーに加えていく。今は料理も楽しんでいますね。
作ってみておいしかったときに、子どもはもちろんですが、妻が喜んでくれる姿を見ると、すごくうれしいんです。ちょっと、女子的な感覚があるのかなあ、などと思ったりもしますが、今はクセになってきています。
男が家事を楽しめるようになる方法って何だろう?
—— 特に家事に関しては、最初は仕方なくやっていたのに、それが楽しくなってきたのは、なぜですか?
高橋 やらなきゃいけないなら、「楽しもう」ということですね。「男が家事を楽しめるようになる方法って何だろう?」と考えたことがあって、そのときに思い浮かんだのが、「ゆる家事」です。
のんびり、自分のペースで家事をしよう、と。音楽を聞きながら家事をしよう。そうやって考えていくと、洗濯もお皿洗いも、ワイン飲みながらでもできるじゃないかと発想を広げていきました。