ママをときに悩ませる「つかみ食べ」は、脳に刺激を与える最高の育脳!

 私の異常な保活体験談の続きは次回に。連載初回からいきなりヘビーなテーマかなと思いましたが、私自身保活では経験者のブログ等を読みあさりましたので、これから保活を始める方や保活中の方のお役に少しでも立てればうれしいです。

 保活では悲しい思いをたくさんしましたが、育児にはそれ以上の喜びや幸せがあります。最近、娘が離乳食を始め、モチモチふっくらしてきました。毎日ひな鳥のように手をバタバタさせ、あーんと口を開けて離乳食をたくさん食べてくれます。手はお米や野菜でベトベト。親からすると“あぁ大変~”となる瞬間ですよね。

 でも、「つかみ食べ」って最高の育脳であることをご存じですか? 脳に最も刺激を与え、活性化するパーツに、指や手、舌や唇といった口腔環境があります。認知症予防でもそしゃくや指先を使う行為は推奨されますよね。

 これらを一緒に使うつかみ食べは脳への刺激が大きく、子どもにとっては最高の育脳に。栄養面では妊娠20週から2才まで、DHAの需要が脳の肥大に合わせて右肩上がりに増していきます(※1)。血中DHAは食事からの摂取量に比例するため、食事からきちんと与えてあげることが育脳に欠かせない要素です。ぜひこの時期はDHAを意識した食事やおやつを与えてあげてくださいね。

優しい昆布だしが身体を温めてくれます。大人はポン酢で、娘は離乳食に。うまみ成分たっぷりの残り汁は、味噌汁や炊き込みご飯、夜食の雑炊に使ってワンランクアップした味に!

出典:※1 Martinez.J pediatr 1992; 120: S 129-38(一部改変)