4歳になるひとり息子を、芥川賞作家夫婦で育てながら超多忙な日々を送る川上未映子さん。仕事、お金、子育て、美容。健康、暮らし、人間関係。しあわせやよろこびだけでなく、おそろしいこと不安なこと、そして思わず、びん詰めならぬゴン詰めたくなる世間のあれこれを綴ります。人気コラム『川上未映子のびんづめ日記』シーズン2、全16回でお届けする第9回目のテーマは、「美容法」です。

 若さは美しい。そうだよね。もちろんそれが美しさのすべてじゃないけれど、しかし確実に失われていくそれを、いったいいつまで意識しなければならないのだろう。フレシネを飲んで、今日はそんなことを考えた。

美容は、40歳すぎたら「自己満足」の領域

 加齢に伴って若さが失われ、容貌が変化するのは自然の摂理であるけれど、しかし多くの人は心身ともにいつまでも若くいられたらな、と思っている。円熟の強さ美しさ、そこから得られるものはもちろん数多くあるけれど、しかし若さというのは、人間の生存において、大きな可能性を示すひとつのわかりやすい価値である。アンチエイジングに日夜勤しむ、というような熱心&極端な例でなくても、「心身の老い」については、みなさんちらちら気になるところではないだろうかと思う。

 もちろん、わたしもそうである。さすがに「若くなりたい」とは思わないけれど、できるだけ現状維持をしていたいという気持ちは、やっぱりある。体力面で言えば去年できていたことを今年もちゃんとやれる体でいたいし、容貌でいえば、メイクをするときできるだけ苦にならない状態でいたいという願いがある。そりゃ生きていればいつかはシミだらけ&シワシワになるんだからそんなのしょうがないけれど、しかし可能な限り、猶予期間を延ばしたいというか。

 面白いのは、この年齢になってみると──正直言って他人からどう思われるかは問題ではなくなり、自分自身とのせめぎあいというか、正しく自己満足の領域の話になっていることなんである。

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