ベンチャー企業と出会い、自分の人生を懸けた仕事を探すように
就職活動をするときは、とにかく成長意欲が強い学生で、今振り返ると恥ずかしいといいます。
「具体的にこれがやりたい、というのはなかったのですが、やりたいものが見つかったときに、起業という手段であってもちゅうちょせずにできるような力をつけたい、と思っていました」
就職活動をしていくうちに、ベンチャー企業に興味を持つようになりました。
「最初は大企業を見ていたのですが、いまいちピンとこなくて。お話をされている社員の方を見たときに、『この人は土日に家の近所で誰かと話をするときも、○○会社の○○です、と言ってそう』と思ったんです。ものすごい生意気な学生ですよね(笑)」
「そんなある日ベンチャー企業を受けたときに、創業社長が出てきて、業界をこういうふうにしたい、と熱い思いを語っていました。そのときに、仕事だから○○をしているというよりは、自分の人生を懸けて○○をしています、という働き方がしたいと気が付きました」
それから就職活動の軸が決まり、どういう力を身に付けたいのか考えるようになりました。
「BtoBの営業なら新卒でも経営者と話す機会が多い、中途採用が多い会社ならそこから人脈やスキルが広がる、規模が大き過ぎなければ経営者と近いところで働けるなど、条件をもとに探しました」