きょうだいげんかは将来に影響する？

　きょうだいとして生まれたならば、できるだけ仲良く育ってほしいが、読者の中にも

　「きょうだいの仲が悪い」（44歳母親・子どもは12歳の女の子と7歳の男の子・自分自身はひとりっ子）

　「きょうだいげんかが多く、将来は仲が悪くなるのではと心配。兄と妹というきょうだい構成の家庭が、大人になってもきょうだい仲が悪いという話をよく聞くので、気を付けたいと思っている」（41歳母親・子どもは7歳の男の子、3歳の女の子・自分自身もきょうだいがいる）

　「きょうだいげんかが多いので、ケガをしないか心配している。弟に手をかけ過ぎると兄が嫉妬することも多く、逆のパターンもある」（36歳母親・子どもは5歳と2歳の男の子）

　と、きょうだいの関係性を心配する声は多い。だが、親の接し方や声がけによって、成人してからのきょうだい関係を良好にさせることはできる、と諸富教授も山田さんも口をそろえる。

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　連載の2回目は、ひとりっ子の本来の特徴を知り、父と母がそれぞれどんな役割で関わればいいのか、専門家と共に考えていく。

（文／樋口可奈子　写真／鈴木愛子、坂齊清）