DUALで連載していた高瀬志帆さんの大人気漫画「ドタバタ中学受験★物語」が、ムック本になりました!!

 小学校中学年の4人の子どもとその家族が、中学受験を検討し始めてから、実際に受験をし中学校に入学するまでの日々を描いています。塾選びから塾通い、勉強の進め方、夫婦の協力、ときには親子ゲンカ、塾との連携、学校見学、受験直前や当日の様子、合格発表の模様まで、中学受験を丸ごと“体験”できる内容です。

 この記事では、漫画家の高瀬志帆さん、原作者の小林延江さん、DUAL編集長の羽生、連載開始時の担当編集N、連載途中からムック化までを担当した編集Sによる、漫画のおすすめシーンなどをご紹介します!

今、入り口で迷っているママ・パパのために、中学受験を一望できるものを

―― 中学受験★物語を立ち上げたきっかけは。どういう思いでスタートしましたか?

小林延江さん(以下、敬称略) 学力アップ法や難関校合格のための中学受験本はたくさんあるけれど、「そもそも、中学受験ってどういうものなの?」ということがパッと分かる本ってないなあと思っていました。私自身、よく分からないまま子どもの中学受験に足を踏み入れてしまい、結果「こんなに勉強しなくちゃいけないの!? こんなに親の負担が大きいの?」と、最後まで戸惑うことばかりだったので、「今、入り口で迷っているママ・パパのために、中学受験というものが一望できて役立つものを作りたい!」と思いました。

 最初に構成を考えているときから、「これ、高瀬志帆さんが漫画を描いてくださったら最高なんだけどなあ」と思っていたので、それがかなって本当にうれしかったです。

<span style="font-weight: bold;">高瀬志帆</span> 漫画家。中学生と小学生、2人の子どもを育てる共働きのワーキングマザーでもある。同業(漫画家)の夫と4人暮らし。趣味は散歩、耳かき、音楽。<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/B00JD34A60/">『めざせ!山カゾク♪』</a>(双葉社)、<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4253107281">『この育児がすごい!!』</a>(秋田書店)ほか作品多数。代表作に2013年にTVドラマ化された<a href="http://www.comic-zenon.jp/magazine/otoriyose.html">『おとりよせ王子 飯田好実』</a>(コミックゼノン/徳間書店)がある。Twitterアカウントは <a href="https://twitter.com/hoshi1221">@hoshi1221</a>
高瀬志帆 漫画家。中学生と小学生、2人の子どもを育てる共働きのワーキングマザーでもある。同業(漫画家)の夫と4人暮らし。趣味は散歩、耳かき、音楽。『めざせ!山カゾク♪』(双葉社)、『この育児がすごい!!』(秋田書店)ほか作品多数。代表作に2013年にTVドラマ化された『おとりよせ王子 飯田好実』(コミックゼノン/徳間書店)がある。Twitterアカウントは @hoshi1221

高瀬志帆さん(以下、敬称略) 私は当時、自分の子どもの中学受験を全く考えていなかったので、中学受験のことを誤解・勘違いしていた部分がありました。実際の受験の過程がそれまで思っていたものとはかなり違うことを知り、驚きました。

 その「自分の家庭には縁がない」と思い込んでいた中学受験のことを、いろんな家庭を通して、いろんなやり方があることを俯瞰して見通せるストーリーにしようと小林さんからご提案いただき、ぜひ描いてみたい!と強く思いました。

DUAL編集長・羽生 地方出身者の私にとっては、「小学生から受験勉強する」というのが全く想像できなくて…。さらに、「中高一貫」というシステムも、具体的なメリットも分からない。また、「私立」だけではなくて最近は「公立」でも人気が出ているという噂。何がなんだか分からないから、とにかく情報が欲しい。でも、いきなり「本気モード」の受験ノウハウ本を手に取るという気持ちではない。

 そのときに出会ったのが漫画家の高瀬志帆さんと、原作者の小林延江さん。小林さんは息子さんの中学受験を成功させたばかり、そして高瀬さんは、まさに息子さんの受験を検討し始めたばかり! ということで、リアルタイムで漫画を描いてもらうという、「お母さんとお子さんのリアル物語」として作ってもらいたいと思いました。

編集N 共働きの親にとって、出産、保活、保育園入園、病気、両立、夫婦間のすれ違い&助け合い、小学校入学、PTA…と子どもの成長に合わせて課題が変わりますよね。当時、未就学児2人を育てていた私は、「入学後数年経った小学3年生くらいってもう余裕なんだろうなぁ」とぼんやり思っていたんです。でも、先輩ママ・パパの話を聞くと違った。そこから別のステージ「中学受験」との付き合いが待っていました。

 地方出身者で受験は高校からしかしたことのない私は、正直よく分からなくて、中学受験のリアルをもっと知りたい(いや、知らないとまずそうだ)と思ったのが、連載開始のきっかけです。で、ヒアリングしてまず思ったのが、「これは共働きにはキツそうだ」ということ。そして、「保活や両立と同じように、中学受験の大変さ、家族の思い、進路の選択肢、子どもの気持ち、葛藤、苦悩、そして幸せと醍醐味をもっと共有したい」「経験者のノウハウも継承すべきだ」と思ったわけです。

●DUALの人気漫画連載「ドタバタ中学受験★物語」がムック本になりました!
校長インタビューなど、公立中高一貫校の特別付録付き

これ1冊で「親のすること」丸わかり!
『中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ』  3月11日発売!
漫画/高瀬志帆
価格/980円(税込み)

【第1章】 塾に通う?どうする?~小学校中学年~
【第2章】 親はハラハラ、ときにケンカ~小学校高学年~
【第3章】 受験までカウントダウン!~小6夏以降~
【第4章】 ついに受験当日~小6の2月~

漫画以外の特集/コラムも読みごたえたっぷりです。
・うちの子は中学受験向き?5つの判断基準
・四大受験塾、わが子にはどこが向いている?
・難関校を目指すなら少人数塾より大手塾のほうがいい?
・「中学受験をしない」子が小中学時代にすべきことは? など

【特別付録】 公立中高一貫校を大解剖!
・公立中高一貫、傾向と対策
・小石川、武蔵など、都立中高一貫校6校の校長インタビュー

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