干渉し過ぎず、レゴを楽しむ環境をつくってくれた両親
―― 親目線で考えると、どうしたら子どもが三井さんのように育ってくれるのかなと思ってしまったりするのですが(笑)、ご両親からこんな教育を受けたから今の三井さんがあるといった、ご両親のアドバイスや見守られたことなどを教えていただけますか?
三井 私の両親は、良くも悪くもあまり干渉し過ぎないということを大事にしてくれたと思います。遊ぶ場所といった環境は用意してくれるけれど、具体的に「これを作りなさい」とか「こうしたほうがもっといいものが作れるよ」といったアドバイスはなかったです。誕生日などに、私が欲しそうなセットを探して買ってきてくれたりしました。環境づくりに力を入れてくれて、自由にさせてくれたのが良かったと思います。
―― なるほど。私はどうも干渉し過ぎなので注意したいと思います。
三井 ついつい手を出したくなるものですよね。私も子ども相手にレゴのワークショップをしたりするのですが、子どもが全然違うものを組んでいても、そこをあえて言わず、自由に組んでもらうようにしています。ブロックで遊んでもらって、こんな使い方ができるんだよということを覚えて帰ってくれたらいいと思います。
奥様もレゴ好き。帰宅するのが楽しみな理由とは?
―― 三井さんの奥様もレゴ好きだそうですね。ご夫婦共にレゴ好きだと、こんなところが良いというところは!?
三井 いくつもあるんですけど、レゴを作る難しさや時間がかかることに理解があるので、プロビルダーとしてはやりやすいですね。今でもレゴの人形で遊んだりするんですが、組んだセットの人形が、家に帰ってくると違うポーズになっていたりとか、そういうコミュニケーションがあったりします(笑)。私も妻もアメコミ好きという共通点もあるので、『レゴバットマン ザ・ムービー』を一緒に見に行くのを楽しみにしています。
悪者から街を守るレゴバットマンは、みんなの人気者。でも、家に帰るといつも独りぼっちでした。そんな彼の養子になったロビンは、元気いっぱいで、孤独な戦いを続けてきたバットマンを変えていきます。
そんなとき、バットマンの敵・ジョーカーが、世界を乗っ取ろうと“悪の軍団”を目覚めさせます。バットマンは仲間と力を合わせて世界を救うことができるのでしょうか…?
すべてがレゴで作られた世界で、バットマンが、キングコングや“あの有名怪獣”、ハリポタの“あの人”といった悪者相手に大暴れ! 子どもも大人も大笑いしながら楽しめ、仲間の絆に感動し、ちょっぴり涙も流れます。レゴならではの動きにワクワクし、見終わったらレゴで遊びたくなる『レゴバットマン ザ・ムービー』。ぜひ春休みに親子で楽しんで見てください!
(取材・文/清水久美子 撮影/小野さやか)