バットマン好きもレゴ好きも楽しめる映画
―― 三井さんは、もともとバットマンを好きだったのですか?
三井 はい、好きです。映画はほぼ全作見ています。『レゴバットマン ザ・ムービー』は“バットマンあるある”満載で面白いです(笑)。実際のバットマンよりかわいらしいところも楽しいですね。
乳幼児期から親しみ、大きなものを作るスキルを身に付けた
―― 乳幼児のときからレゴに触れてきたそうですが、幼少期、三井さんにとってレゴはどんな存在でしたか?
三井 最初は兄と一緒に遊んでいました。ミニフィグを中心にして遊びの世界を広げていきました。ごっこ遊び的なところから始まって、秘密基地のような、ミニフィグに剣やピストルを持たせて戦える場所を作ったりしましたね。
―― ご両親ともレゴで遊びましたか?
三井 兄弟で作ったものを親に見てもらうというほうが多かったですね。作ったものについて質問されて答えたりと、そういった親とのコミュニケーションが楽しかったのを覚えています。誕生日やクリスマスには、いつもレゴをねだっていました。
―― ご両親は、お部屋がレゴでいっぱいになることに理解があったのですね。
三井 そうですね、毎日しっかり片付けはしていたからでしょうか(笑)。
―― レゴと共に成長されて、プロビルダーになられた三井さんと、他のレゴ好きの人との違いをご自身で分析してみていただけますか?
三井 いくつかあると思うのですが、大きなものを作るスキルというのが私の特徴ではないかと思います。細かく、カッコいいものや面白いものを作るといった、色々なタイプの方がいらっしゃいますが、仕事で作る場合、大きなものを作る必要があります。技術的な部分もありますし、根気も含めて、その点が私がプロに向いていたところかなと思います。
―― 何年もかかる大作を仕上げるのは本当に大変な根気が必要ですよね。
三井 完成形を見たいという思いがモチベーションになっていますね。それと、出来上がったもので遊びたいという気持ちもあります(笑)。