“貯め時”が過ぎても、打つ手はある!

 “貯め時”はわかったけれど……子どもがすでに小学校高学年や中学生になっていて、「貯め時が過ぎてしまった!」という方もいらっしゃるかもしれません。

 その場合は、少しでも早く無駄な出費を抑えて、貯蓄額を増やすようにしましょう。特に、携帯電話代や何かの会費など、当たり前のように毎月払っている出費をチェック。クレジットカードや銀行の通帳などを見ると、「これはなんでこんなに高いのかな?」と、無駄な出費に気づくかもしれません。月に5000円減らせれば、年間で6万円のセーブになります。

 また「収入」も見直しましょう。専業主婦のご家庭は、アルバイトやパートを検討するのも一案です。仮に月に5万円の収入アップが見込めれば、10年間で600万円もの収入になります(5万円×12か月×10年間=600万円)。月に10万円の収入アップなら、10年間で1200万円になりますね。

 以上、子育て世代が、今後の教育費や住宅購入費、旅行代など、さまざまな出費を準備する方法についてお伝えしました。お金を準備するには、早ければ早いほど無理をしなくて済みます。「住宅購入はまだ先だから」「子どもにお金がかかるまでには、きっと貯められるから」などと思うかもしれませんが、できるだけ早く貯蓄をスタートして、将来の家族の笑顔を増やしてくださいね。

(文/ファイナンシャルプランナー 西山美紀)

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この記事は、大和証券が運営する子育てとお金の情報サイト「SODATTE」の記事を、日経DUALに転載したものです。SODATTEには、本記事のような子育てとお金にかかわる役立つ記事が豊富に掲載されています。ぜひ、一度アクセスしてみてください。

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