保育園と職場環境をチェック
ワーママにとって、母乳育児を続けるメリットは色々あります。例えば、子どもの健康面では、母乳をよく飲む子どもは風邪や中耳炎にかかっても重症化しにくく、早く良くなるという報告があります。また、入園直後などで子どもが精神的に不安定なときに、手早く安心させる手段として使うこともできます。
職場復帰後もなんとか母乳育児を続けたいと考えている場合、前もってチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。
母乳を続けたい場合の準備ポイント
◆保育園など保育施設
・職場から近い→仕事中や休憩時間に直接授乳することが可能か
・職場から遠い→さく乳した冷凍母乳を預かって与えてくれるか
◆職場環境
・さく乳室はあるか(休憩室や会議室などの部屋を使えるか)
・さく乳する時間をいつにするか
・どうやってさく乳するか(電動・手動のさく乳器を持参など)
・さく乳した母乳を保存する冷凍庫の有無
・さく乳した母乳を持ち帰る手段(保冷バッグなど)
◆時間
・いつ母乳をあげるのか(保育園で日中も与える、朝と夜のみ直接授乳など)
・寝不足になる夜間の授乳をどうするか考えておく
最初に確認したいのは、保育園など保育施設の対応です。自分でさく乳器などを使って搾った(さく乳した)母乳を冷凍した「冷凍母乳」を保育園が預かって、ママの代わりに与えてくれるかどうか。保育所保育指針(児童福祉法)には「(保育園は)母乳育児を希望する保護者のために、冷凍母乳による栄養法などの配慮を行う」と定められてはいるものの、冷凍母乳の受け入れについては、自治体や園によって対応が異なるので、園に直接確認しましょう。
次に職場環境です。
次ページから読める内容
- 部分的に母乳を続ける場合、子の授乳リズムの調整が課題に
- 夜間の授乳がつらいときは夜間断乳を
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