危険な三上寛さんの歌
40年前と同じように同じ場所・中央線沿線のライブスポット(西荻・アケタの店)で、三上寛に会えた。この日のライブは三上寛とドラムの石塚俊明(なんと伝説のバンド「頭脳警察」のトシ!)。安易にレジェンドなんて呼びたくはないけれど、息子に紹介するときにはどうしてもレジェンドと連呼してしまう。
ドラムをやっている次男にも聞かせたかったが、受験の真っ最中だったので諦めた。でも、帰ってから兄が、受験終わったら石塚さんのドラムは聞きに行ったほうがいいよって、ちゃんと伝えていた。よしよし。
休憩中に挨拶に行った。息子が言った。「iPodに入れて持ち歩くような音楽じゃないです。いいかげんに聞けないっていうのか……、危険な感じです」
寛さんは「おうおう」ってうなずいて、親子で聞きに来たことをとても喜んでくれた。私は発売中のCDにサインをもらって、めちゃくちゃうれしかった。歌は相変わらずというか、パワーが半端ない。吠えるような歌声に部屋が震えた。そして、久しぶりに生で聞いて驚いたのは、演奏の素晴らしさだった。