共働き家庭では、子どもが小学生になると鍵を持って一人で出歩く機会が増えます。学校からの帰り道や習い事、塾の行き帰り……万一子どもに何か起こっても、パパママはすぐに駆け付けることが難しいもの。

「習い事の帰り道に、変な人がついてきた」
「道に迷って、わからないところに来てしまった」

 そんな子どもの「困った」「どうしよう」が起こったら、平日働いているパパママはどうすればよいのでしょうか。

 こうした子どもの緊急事態に備えるために、導入するパパママが増えているのが、子どもの位置を検索でき、なにかあったら安全のプロに駆けつけてもらえる「見守りサービス」です。今回は、その代表例であるセコムの「ココセコムサービス」の“司令塔”である「ココセコムオペレーションセンター」にお邪魔して、サービスの中身や子どもの事例についてお聞きしました。さらに、実際に子どもが二人いる我が家で使ってみた使い勝手もレポートします。

全国の子どもからの緊急通報をセンターで受信

 お邪魔したのは、東京都三鷹市にあるセコムのココセコムオペレーションセンター。GPSによる位置検索サービスと緊急対処員による現場急行サービスを提供する「ココセコムサービス」の“司令塔”です。24時間365日、日本全国からの緊急通報をこの場所で受信し、2800にも及ぶ全国の拠点の緊急対処員への指示を行っています。

ココセコムオペレーションセンター。日本全国からの緊急通報がここに集まる
ココセコムオペレーションセンター。日本全国からの緊急通報がここに集まる

 子どもが困ったり、怖かったり、助けてほしかったりしたときに、ココセコムサービスを搭載したauのキッズ携帯「mamorino(以下、マモリーノ)」の紐(防犯ブザー用ストラップ)を引っ張るか、auのジュニア向けスマートフォン「miraie f(ミライエ フォルテ。以下、ミライエ)」のボタンを押すと「ピピピピピピ……」と周囲にけたたましいブザーが鳴ると同時に、このオぺレーションセンターにリアルタイムに緊急通報が届きます。

「ココセコムサービス」を搭載したキッズ携帯電話「マモリーノ」。紐を引っぱると、ブザーが鳴り、ココセコムオペレーションセンターに通報連絡が行く
「ココセコムサービス」を搭載したキッズ携帯電話「マモリーノ」。紐を引っぱると、ブザーが鳴り、ココセコムオペレーションセンターに通報連絡が行く

2017年1月に発売された、「ココセコムサービス」を搭載したジュニア向けスマートフォン「ミライエ」。側面にある防犯ブザーボタンを2度押しするか、画面の「開始」ボタンをタッチすると、ブザーが鳴り、ココセコムオペレーションセンターに通報連絡が行く
2017年1月に発売された、「ココセコムサービス」を搭載したジュニア向けスマートフォン「ミライエ」。側面にある防犯ブザーボタンを2度押しするか、画面の「開始」ボタンをタッチすると、ブザーが鳴り、ココセコムオペレーションセンターに通報連絡が行く

 一般的な防犯ブザーは、不審者にブザーを止められたら大人に知らせる術がなくなってしまいますが、ココセコムの場合は、ブザーの音を消しても必ずオペレーションセンターに連絡が行きます。これが防犯ブザーとの大きな違いです。

■マモリーノのココセコムサービスについてはこちら
■ミライエのココセコムサービスについてはこちら