―― きっと親はひやひやして見てたんでしょうね。ランドセルはそんなに色の選択肢があったら迷いそうですが、どうやって選んだのですか?

hitomi 娘はカタログを見ながら、水色とかピンクとか好きな色やデザインを見ていましたよ。「6年生になってもこの色とデザインで大丈夫なの? 長く使っても飽きのこないものにしようね」と私が横から口を挟みつつ、最終的には娘がコーラルピンクに決めました。

 もう使い始めて2年が経つんですね。学校から帰ると、「今度班長やることになったんだよ~」とか「今日は〇〇ちゃんとケンカしちゃって……」とか、学校で起こったことを話してくれるんですけど、そんな娘の毎日の喜怒哀楽をランドセルが私のところまで運んできてくれるんだなと感慨深いです

―― 小学2年生にとって、この曲はどう聞こえたのでしょう?

hitomi 「へぇ~これなんだ~。いいんじゃな~い?」という生意気な反応でしたよ。この年になると感想を素直に言ってくれないんですよ。まぁ、好きそうな感じは伝わってきましたけれども。

―― 曲を聞くと、hitomiさんの歌い方に変化を感じます。昔のアグレッシブな歌い方ではなく、鞠が飛び跳ねていくようなかわいらしい感じ。

hitomi ありがとうございます。歌う目的や気分が違うと、声って違って聞こえるんですよね。昔は「この一瞬にかけてやる!」と闘いに挑むように歌っていましたが、今はエネルギーを注ぎ込むというよりも、純粋に情景を思い浮かべながら歌えているのかもしれません。

パパと娘が立ち会って出産。でも…?

―― 3人目の妊娠が分かったときの家族の反応はいかがでしたか?

hitomi 夫はもともと「子どもは多ければ多いほどいいよね」という考え方なので、うれしそうでした。娘には早く伝えたかったのですが、色々なことを考えて、妊娠のことを公にするまではお口に固くチャックをつけていました。妊娠4カ月が経って、いよいよ告げると「そうなんだ!」と驚きつつも、喜んでくれましたね。長男はまだ小さくて自分に弟ができるという自覚はなく、妊婦中もおなかに体当たりしてきて…。何度も「ダメだよ~」と言っても全然分かってくれなく、仕方ないかとおなかをガードしてました。そんな様子をおなかの中から聞いていたせいか、きょとんと落ち着いた末っ子になったのかもしれませんね。

 実は、今回の出産では子宮頚管が短くて早産の危険性もあったんです。お薬を飲んだり、注射を打ったりしながらだったので、あまりガシガシ動くことができなくて。2人目のときは直前まではよく体を動かしていましたし、性格的にアクティブに動くタイプなので、おとなしくじっとしているというのはしんどかったです。出産ではパパと娘が立ち会ってくれました。でも、2人目のときにも立ち会った娘は絶叫する私を見て「ママ、大丈夫~?」とすっかり怖がってしまって。今回も「ママ怖い!」と生まれる直前になって部屋の外に出ちゃいました。まぁ、何はともあれ、家族の支えや声援を受けながら無事に生まれてきてくれてよかったです。

早産の可能性もあった今回の出産。みんなの励ましがあって無事に生まれました
早産の可能性もあった今回の出産。みんなの励ましがあって無事に生まれました