「特別な女じゃなくなる」ことを問われている
働き方改革や女性の登用、男性の生き方の多様化を実現するにあたっては、いま恵まれた立場にある女性たちが、本気で「私は特別な女じゃなくなってもいい」と言えるかどうかが問われている。産んでも産まなくてもいろんな女性がいていいし、同性のライバルが増えても構わないし、凡庸な女性が登用されたっていい(男性がそうであるように)。自分より稼ぎの少ない男性でも軽蔑しないし、女性の、っていう冠なしでも大丈夫!……と思えるか。
男性であっても女性であっても、変化を恐れず、自分の後に続く人たちに道を拓き、励ましの言葉を与える人はいる。誰が下駄を履いているのかを、よく見極めよう。鼻緒の色より、誰の足かをだ。