子どもの教育方針の違い、夫婦でどう調整する?

 最後に、子どもの教育については、ご夫婦で教育観が違う、ということがよく起こりがちです。

 夫婦それぞれがこれまで受けてきた教育があり、例えば園や学校選びの際に、「私立の一貫校がいい」「公立がいい」などと話をしてしまうと、自分の価値観をパートナーに押し付けてしまうことになりかねません。

 時代や地域性、お子さんにとっての相性など、家庭によって前提が違いますから、まずはご自身が受けてきた教育をいったん置きましょう。お子さんにとってどんな教育がよいのかという観点で、ひとつひとつ話し合い、総合的に決めていけるといいですね。

 話し合いでなかなか学校などを決められない場合には、通える範囲で候補を絞り、実際に見学に行ってみると、肌で感じる雰囲気から決められることもあります。ただ、どうしても折り合いがつかないこともあるでしょうから、その場合の最終決定者を家族の中であらかじめ決めておく、ということもおすすめしています。

 幼児期は、親子で学びのプロセスを一緒に楽しめる貴重な時期です。人生は「一生勉強!」ともよく言いますから、できるだけポジティブなイメージで取り組んでみてくださいね。