中高生に寄り添う大学生メンターは、倍率3倍、100時間の研修が必須

 思春期で扱いが難しいといわれる中高生を、何かに夢中にさせるポイントは「ちょっと大人になりたい、背伸びしたいという気持ちを刺激すること。プログラミングで利用するソフトは、実際にプロが利用しているものと同じ本物です。また、環境や雰囲気を好きになってもらうことも重要です。好きな先生に教えてもらうと、その教科が好きになるのと同じで、自然とプログラミングも楽しくなる。そのためにも大学生メンターの役割は大きい」と水野さん。

 子どもたちを斜めから引き上げる大学生メンターは、倍率3倍という難関を突破し、さらに4カ月にわたる100時間の研修を経て初めてなることができる狭き門。

 「メンターの採用で重視するのは、コミュニケーション能力、プログラミングの技術力、そしてコミット力の3点です。それに加えて、人のために働くことが素晴らしいと感じ、子どもたちの成長や反応を楽しめることも重要ですね。いくら技術があっても独りよがりではダメ。中高生はシビアに自分を受け入れてくれる場所かを見極めますから、尊敬され憧れの存在でなければ務まりません」(水野さん)

 大学生メンターにとっても、キャンプでのファシリテートの経験はなかなかできない貴重な機会。キャンプやメンター研修などを通じて自らも成長し、メンター同士もいいコミュニティーになっているといいます。

 「ITドラフト会議といって、IT界を牽引する数社に、メンターが自分をPR。指名されるとインターンで働いたり、起業の支援を受けたり、就職につながったりするケースもあります」(亀田さん)

 メンターの大学生にとっても、将来の夢に一歩近づく場であるのが、いいですね。


思春期の子ども達と向き合うメンターは、厳しい選考と100時間位及ぶ研修を経てなれる


ITドラフト会議の様子。中高生・大学生・企業、それぞれにメリットがある

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 Life is Tech !キャンプの最終日は、親も招かれ、作品の発表会が行われます。大勢の中で自分の作品を発表し、ちょっと照れながらも称賛を浴びてうれしそうな子どもたち。水野さんが目指す通り、人生や将来を変えるきっかけになったお子さんも多いだろうと感じました。

 また旅育とのシンパシーを感じたのも、インタビューをして納得。子どもたちの個性や可能性を伸ばすことが目的で、それをどうITで実現していくかというスタンスだからこそ、魅力的なプログラムが生まれ、思春期の子どもたちのサードプレイスとなるのだと感じます。

 下編では、プログラミングを習得することで将来の子どもたちの可能性がどう広がるか、ITやゲームとの付き合い方など親目線で気になることを、引き続き、代表・水野さん、広報・亀田さんに伺います。

<関連サイト>
■ Life is Tech! https://life-is-tech.com/
■ 春キャンプ申し込み(3/6 22:00まで) https://life-is-tech.com/spring-camp-2017/