中高生の自立する瞬間が好き。人生を懸ける価値があると思った

 実は、代表の水野さんは、もともと物理の教師志望。大学院に在学中は、実際に開成高校の教壇に2年間立ったといいます。


ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO 水野雄介さん

 「開成高校での経験には、今につながる様々な気づきがありました。休み時間になると、僕が物理担当であること、また年が近いこともあって、プログラミングで自作した作品を生徒が見せに来るんです。僕はプログラミングは分からなかったのですが、『すごいなあ』と興味を示すと、喜んでまた作って見せに来る。当時はITというと、おたくっぽいイメージで、頑張っても褒められる土壌が無かった。だからうれしかったんでしょうね。好きなことを頑張っている彼らにスポットライトが当たる場が必要だと感じました」(水野さん)

 その後、人事コンサルのベンチャーへ就職したのも、教職に役立てるためだったと水野さんは言います。

 「中学や高校で教師をしていると、職業観について生徒から聞かれることが多いのですが、僕自身は大学、大学院ときて、社会経験がなかった。そこで一度社会へ出る決意をしました」(水野さん)

 そんな水野さんが、Life is Tech !を創業したきっかけは、意外にも3年間企業に勤めいよいよ教師に戻ろうと思った際に見た“龍馬伝”だったといいます。

 「1人の教師として教育を変えていくのも素晴らしいですが、教育の仕組みを抜本的に変えることで、もっとインパクトのある形で中高生の自立を育むことができるのでは?と思ったのです。中高生は、(親や先生という上からではなく)斜めから引き上げてあげると、ぐっと成長する。そんな瞬間が僕は好きだし、人生を懸ける価値があると思っています」(水野さん)


参加者の4割は女子で、学生メンターにも女性が多く参加しやすい雰囲気だ