子どもが小さいうちは頻繁に病気にかかるということを、事あるごとに実感している保育園ママ・パパは多いでしょう。夜ベッドに入るまでは元気だったのに、朝起きたら発熱…と子どもの病気は突然やってきます。仕事中に園からの電話が鳴って、ドキドキしながら電話に出た経験のある人もいるでしょう。保育園はお休みしたほうがいい状態、登園できる状態の登園基準や病児保育・病後児保育を利用するうえで知っておきたいことなどを解説します。

【保育園のママ・パパ向け/病気・ストレス・体】
(1)  子どもを守るインフルエンザ対策と受診の目安
(2) 感染力の強いノロウイルス 予防対策とおうちケア
(3) 空気感染のみずぼうそう、難聴が怖いおたふくかぜ 
(4) 子どもが病気に 登園基準と病児保育・病後児保育 ←今回はココ

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学生低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

保育園で病気の子どもを預かることができない理由

  子どもに熱、下痢、嘔吐、その他感染症の症状が出たとき、保育園では病児を預かっての保育ができません。そのため、園を休ませ、親も仕事を休んで家で看病するか、自分たち以外の人にお願いする必要が出てきます。

 「保育園を考える親の会」代表の普光院亜紀さんによると、保育園で病気の子どもを預かれないのには正しい理由があります。

1. 病気の子どもにとって、集団保育の環境で過ごすのはつらいことである

2. 看護体制が十分には整っていない

3. 園内に感染症がまん延する恐れがある

 子どもの病気が特に多いのは、新しい園に入園した直後です。「初めての集団生活でほぼ全員が通過するプロセスですので、『今はそういう時期だ』と思って乗り切るしかありません」(普光院さん)

 以下の表は、保育園児の月当たりの平均休園日数です。 

(富山市内調べ)
(富山市内調べ)

 平均休園日数は、0歳だとひと月当たり平均2.52日。月に2日以上は園を休むことになります。もちろん、個人差はあります。

 「知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」代表の阿真京子さんはこう話します。「月に2度以上会社を休まないといけないという状況は、親にとってはなかなかハードですね。でも、3歳になると、どうでしょう。月平均休園日数が0.94日になります。月に1度以下、という子が多くなってくるわけです」

 また、1歳時には月に2~4日以上休園していた子が、5歳ではめったに休まなくなるというデータもあります(富山市内T保育園の園児休園状況調査より)。

 「つまり、頻繁に子どもが病気をし休まなければいけない時期というのは、生まれたばかりの最初の数年間なのです。社会に求められるのは、その時期に子どもが病気をするという認識を広く皆が持つこと。そして、職場に求められるのは、その何年間かを皆で支え合っていけるしくみづくりです」(阿真さん)

 子どもが病気になると、「私が仕事をしていなければ…。ゆっくり家で看病してあげたら、こんなに繰り返さなかったかも…」など親は自分を責めがちです。しかし阿真さんは、会の活動を通して、小児科医師らのこんな言葉に励まされたといいます。

 「子どもは病気になって強くなっていくんだよ」
 「病気になって免疫を獲得していくんです」
 「病気になるのなんて、早いか遅いかだけ。保育園入園時にたくさんなる子もいれば、幼稚園の入園時になる子もいる。またならない子もいる。それだけだよ」

 「みんな、病気になって、成長する。子どもが病気のときに親ができることは、自分を責めることではなく、子どもの様子をよく見て(観察)、書いて(記録)、そして医師などの専門家に伝える(伝達)。この3つなのだと思っています」(阿真さん)。

<次ページからの内容>
・休んだほうがいい状態、登園できる状態は? 登園基準
・自治体の病児、病後児保育
・訪問型病児保育とベビーシッター

次ページから読める内容

  • 登園基準は自治体HPや入園のしおりをチェック
  • 休んだほうがいい状態、登園できる状態
  • 自治体の病児・病後児保育を利用する
  • 訪問型病児保育・ベビーシッター

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