シンガポールで仕事を探すには 一時滞在中の宿や渡航費

 就労ビザを得るには、まずはシンガポールで仕事を見つけなければなりません。会社でシンガポール駐在の希望を出すというのも手ですが、駐在の場合は会社都合で急に本帰国が決まったりと、希望の期間をシンガポールに居続けることはなかなか難しいものです。シンガポールで長く働きたいのであれば現地採用というのも魅力的になります。

シンガポールへの渡航費は、格安往復航空チケットで5万円前後から。面接や物件探しなどで事前にシンガポールを行き来することが必要なので、数回分の渡航費は確保をしておきたい
シンガポールへの渡航費は、格安往復航空チケットで5万円前後から。面接や物件探しなどで事前にシンガポールを行き来することが必要なので、数回分の渡航費は確保をしておきたい

 シンガポールでの仕事を探すには日本からもシンガポールの転職サイト(日系ならリクルートなど)や企業のホームページからも探すことが可能です。面接はスカイプや現地に来て行う方法など様々です。面接や物件探しなどで事前にシンガポールを行き来することが必要なので、数回分の渡航費は確保しておきたいところです。渡航費は格安往復航空チケットで5万円前後からになります。滞在中、安宿やエアビーアンドビー(現地の人が空いた部屋などを貸し出すスタイル)のサービスなどを利用すれば一泊数千円程度から宿泊も可能ですが、一般的なホテルですと一泊1~2万円程度からが相場です。

 シンガポールはビザなしで渡航ができる国で、空路で入国する際は30日間滞在(陸路の場合は14日間)が可能です(パスポートの残存期間は到着時に6カ月以上必要)。事前に「Extension of Short Term Visit Pass」の申請を出入国管理局のウェブサイトなどでしておけば、一般に30日間延長することも可能になります。それ以上となると一度日本などに入国してから再度渡航するなどになります。

 晴れて就労ビザと家族ビザが発行をされると、その後は日本とシンガポールの行き来はスムーズになります。入出国の際にはパスポートとビザを提示すれば、日本人であればスムーズに通過できるのが一般的です。