最適な資産配分をロボ・アドバイザーが提案

 ファンドラップでは、最初にどの資産(日本と海外の株式、日本と海外の債券、日本と海外のREITなど)をそれぞれ何%持つかという「資産配分」を決めるそうです。

 「でも、どれかが値上がりして、どれかが値下がりしたら資産配分は変わってしまいます。例えば、契約では日本株式の比率が20%だったのに、日本株式が値上がりして30%になったら日本株を売却して比率を20%に戻します。これを“リバランス”といいます。毎月月末に比率にズレがないかをチェックして、一定の割合以上にずれていたら月初に自動的に売り買いが行われます。リバランスにより、最初の資産配分の割合がキープされるわけです」(勝浦さん)

 この資産配分の提案を、「ダイワファンドラップ オンライン」の場合は、講演の冒頭で試した「ロボ・アドバイザー」がやってくれるそうです。「インターネットを通じてロボ・アドバイザーが、皆さんに最適な資産配分(運用スタイル)を提案します。運用スタイルは全部で約40あり、運用スタイルのリスク水準は“より安定”から“より積極”まで7段階あります。変動が小さい半面、リターンも抑えられる『安定運用スタイル』でも、リーマンショック直前に購入した50万円が現在70万円くらいになっています。手数料を差し引くと66万円くらいです」

 ダイワファンドラップ オンラインは、すべてインターネットの手続きで完了するのでお店には行かなくてもいいそうです。「契約金額は50万円以上で、手数料は年間で資産残高の1%+消費税です。あとは投資信託を購入するときに0.3%前後の信託報酬という手数料がかかります。投資信託の場合、購入者全員が同じレポートを受け取りますが、ファンドラップの場合はその人専用のレポートを作成してくれることも特徴です」(勝浦さん)

 自分で投資信託を選ぼうと思うと、たくさんあるのでどれにしたらよいのかと迷うけれど、ファンドラップなら、50万円というまとまったお金は必要ですが、自分の最初の希望にあわせて選んでもらえて手数料も低め。ファンドラップか…今まで考えたこともありませんでしたが、少し気になってきました。

(文/ひがししょうこ イラスト/鎌田多恵子)

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