みずぼうそうの定期接種化で1歳児の患者が激減した
みずぼうそうワクチンは2014年10月から定期接種化(2回)されました。あかちゃんとこどものクリニック院長の田中秀朋医師も、「保育園の1歳児クラスでは患者数が減っているようです。当院の近くでもみずぼうそうの患者が少なくなっていると感じます」と、ワクチンの効果を実感しているそうです。
しかし、定期接種対象年齢を過ぎてしまった年長児クラスでは、免疫を持っていない子どもの間で、流行が見られることがあります。みずぼうそうの感染経路、症状、ホームケアのポイントをまとめました。
患者が立ち去った後の部屋に入って、空気感染することも
みずぼうそうの基本知識をおさらいします。
■感染経路
くしゃみやせきなど唾液からの「飛沫感染」、タオルやおもちゃなどについたウイルスを触ることでの「接触感染」、空気中に漂うウイルスを吸い込むことでの「空気感染」。感染力が非常に強い。
「発症者がその場にいなくても、発症者が過ごした部屋に30分以内に入れば、空気中に浮遊したウイルスを吸い込んでうつることも。どこでもらってもおかしくない病気です」(田中医師)