わずかなウイルス量でも感染を引き起こし、冬場の保育園で大流行を起こしやすいのがノロウイルスによる胃腸炎。保育園で感染した子どもが自宅で突然嘔吐し、その処理をしていたママやパパへと移り、家族中に広まってしまった…ということも少なくありません。共働き家庭では、何としてでも家庭内感染を阻止したいところです。
 ノロウイルスなどの感染性胃腸炎にかかってしまったときのおうちケアのポイントや予防法を専門家に聞きました。

【保育園のママ・パパ向け/病気・ストレス・体】
(1) 子どもを守るインフルエンザ対策と受診の目安
(2) 感染力の強いノロウイルス 予防対策とおうちケア  ←今回はココ
(3) 空気感染のみずぼうそう、難聴が怖いおたふくかぜ
(4) 子どもが病気に 登園基準と病児保育・病後児保育

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学生低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

ノロウイルスは同じシーズンでも何度もかかる可能性がある

 2015-2016シーズンに「新型ノロウイルスに注意」という情報が流れました。多くの人がかかったことがない(=抗体がない)ために、流行しやすいという予想でしたが、実際は危惧された新型は3割程度で、予測ほどの大流行とはなりませんでした。2016-2017シーズンも従来型が6~7割を占めている状況だそうです。2017年に入って再度流行の兆候が見えていますので、注意が必要です。

 「ノロウイルス感染症は獲得免疫が得にくいといわれています。つまり、一度感染しても、再度同じウイルスに触れたときに、同様の症状を起こし得るということ。この特徴により、ロタウイルスワクチンのような、有効なワクチンが開発されにくくなっているのです。新型でも従来型でも、感染予防をしっかり行うことが大事です」(小児科専門医の千葉智子医師)

【普段からできる予防対策】

●食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗う

●下痢や嘔吐の症状がある人は、食品を直接取り扱う作業をしないようにする

●子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い人は、加熱食品は中心部までしっかり加熱して食べる

●調理器具は使用後に洗浄・殺菌する、など

 胃腸炎を引き起こすウイルスはノロウイルス以外にもたくさんありますが、感染してしまってからの対処法は共通しています。ぜひチェックしておきたいポイントを、次ページから詳しく見てきましょう。

<次ページからの内容>
・家族内で感染が起きてしまったら。子どもの吐物の正しい処理の仕方
・ストックしておくと便利な処理アイテムとは
・いつから登園? 治癒証明書は必要?

次ページから読める内容

  • 次亜塩素酸ナトリウムでの拭き取り&シーツは乾燥機をかけると効果的
  • 経口補水液が自宅にない場合はジュースやお茶で代用できる

  • 感染性胃腸炎の治癒証明書は必要?

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