株と投資信託の上手な使い方

 こうした株や投資信託の特徴から、株は、

・成長が期待できる会社の株を買って、将来の値上がりに期待する
・株主優待を目的にする

といった使い方ができます。

 一方、投資信託は

・複数の株に投資して長期的に資産を増やす
・日本の株以外の資産にも投資する
・積立購入で資産づくりをする

といった使い方ができます。

 投資の目的や投資に回せる資金によって株か投資信託かを選びましょう。また、あまり大きな値下がりは避けたいという人は投資信託、多少の値動きがあっても気にならないという人は株が向いているかもしれません。

夫婦で資産運用する場合のパターン

 株と投資信託を組み合わせてもよいでしょう。

 例えば、夫は株主優待のある株を購入し、妻は投資信託を積立で購入するといったことが考えられます。また、夫婦どちらかが勤務先などで確定拠出年金に加入していて投資信託を積み立てているなら、一方では株を購入する、という方法もあります。

 1つの世帯で投資対象が重ならないよう、どんな株や投資信託を買うかは、夫婦で相談して決めるのがおすすめです。

(文/ファイナンシャルプランナー馬養雅子)

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この記事は、大和証券が運営する子育てとお金の情報サイト「SODATTE」の記事を、日経DUALに転載したものです。SODATTEには、本記事のような子育てとお金にかかわる役立つ記事が豊富に掲載されています。ぜひ、一度アクセスしてみてください。

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