ママネットワークで、空きのある保育園情報をゲット!

 「区役所からのあの電話は何だったんでしょうね……。わが家に比べるとそんなに多忙ではない仕事のママや、祖父母が近くに住んでいて助けが得られる家庭から『希望の認可園に入れちゃった!』というのを聞くと、やりきれない気持ちになりました。うちは、親が両方とも地方で、普段はサポートも得られない。夫婦二人とも出張や残業がある中で子育てしているのに、認可園にも入れないのか、と…」

 不承諾通知を受け取ったが、仕事復帰の日はもう決まっており、安心して預けられるところがないことに気持ちは追い込まれていくばかり。保育園は出産直後から見て回り、認可園、認証園を中心にそれぞれ5、6園ずつ回っていたが、どこも100人待ちは当たり前で、認可園発表までに入園を確保できた園は無かった。

 夫は子育てには協力的だったが保育園についてはよく分かっておらず、「個別に見てもらえるんだからベビーシッターでもいいし、認可外でもいいよ。お金がかかっても、認可に入れるまではしょうがない」と言っていたが、何だか自分は納得がいかない。一時しのぎの預け先で本当にいいんだろうかと悩んだ。

 その年、同じ地域には共働きでも認可園にすべて落ちた人がちらほらいたため、そうしたママ仲間と連絡を取り合って、必死に情報交換をし始めた。すると、「あの認可外でまだ空きがあるらしいよ」「隣の区なら認証園が空いてるって」とみんなから情報が集まるようになってきた。空いてると聞くと、その園に電話をして空き状況を聞き、説明会に足を運んだ。

徒歩20分の認可外園か5駅離れた隣の区の認証園か。見学してみると…

 決め手となったのは、ママ同士の情報交換だった。もう3月に入り、認可園の二次募集も落ちてしまい、とにかく復帰まで残された時間がカウントダウンされていたとき、2つの園の空き情報を教えてもらった。1つは、徒歩20分くらいの認可外園A。もう1つは、5駅行った隣の区にある認証園Bだった。早速、両方とも見学に行った。

 「なるべく平日の保育をしている時間帯に見学に行くようにしました。A園は説明会が週末と言われましたが、やはり気になって平日の見学もお願いしました。子どもや先生の日常生活がもっと分かるかなと思ったのです。

 行ってみると、駅から比較的近い認可外園は0~2歳中心。子ども達が部屋じゅうに散らばって、先生も少なくてあまり見ていないし、部屋の中も片付いてなくてぐちゃっとした印象でした。夫はここでもいいと言いましたが、面接は受けたものの私は何だか納得がいかないでいました。しかも、住んでいる区は激戦区で、認証も認可外もいっぱいだったのに、ここだけ残っているのは何か問題があるんじゃないかと思ったんです。

 一方、5駅行ったところにある隣の区の認証園Bは、0~5歳まであり、園庭は無くても3階建ての小さなビル1つすべて保育園だったので、少しスペースにはゆとりがありました。見学時は改修工事中でしたが、入園後すぐにきれいな園舎で過ごせると聞いて、魅力を感じました」