マスクなしでくしゃみをするとウイルスが4メートルも飛ぶ
インフルエンザが全国的に猛威をふるっています。全国約5000カ所の医療機関が1月23~29日の間に報告した患者数は、1医療機関当たり39.41人で、「警報レベル」の目安となる30人を全国平均で大きく上回っています。
インフルエンザの感染経路は、患者のせきやくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染と、ウイルスが付着した手で口や鼻などに触れることによる接触感染です。感染した人がマスクをせずにくしゃみをすると、ウイルスを含んだ飛沫は約4メートル飛んで、落ちると言われているそうです。
まずは、こうした感染経路を絶つことが大切です。
ユアクリニックお茶の水院長・小児科医の杉原桂医師は、インフルエンザの対策として、次の4つのポイントを挙げます。
子どもが長い時間を過ごす保育園では、感染を避けるのがどうしても難しい部分があるかもしれません。しかし、子どもに手洗い・うがいの大切さを教えたり、シーズン前に必ずワクチンを接種しておくこと、マスクを着用させること、流行期には休日の外出を控えることなどの工夫はとても重要です。