子どもの年齢=会社の年齢。わが子と同じように、会社の成長を見守る
2012年12月には、「軒先ビジネス」の派生版として「軒先パーキング」という駐車場を予約できるサービスを開始。今では社員が17人、軒先ビジネスの登録スペース数は2500カ所以上、利用者は法人が4000社以上となりました。
「いつか自分のお店を持ちたいと思う人が、いつでも簡単に事業を始められるような存在でいたいです。スペースを貸す側も、にぎわいができることで“ついで買い”やお店の認知にもつながります。『軒先ビジネス』が両者の間に入ってマッチングすることで、スムーズに取引ができるように支援していきたいですね」
息子さんも今や小学校3年生。平日はなかなか時間が取れないこともあり、月に2~3回、ボーリングやカラオケなど、息子さんとデートをしているのだとか。
「先日お弁当を持っていざ高尾山に出かけようとしたら、息子が行きたくないと言い出して。通行人がびっくりするくらい大げんかしたんです。とりあえずどこか遊びに行こうと『立川まんがぱーくに行かない? その前に昭和記念公園に寄ろう』となんとか誘い出して公園に行ったら楽しかったみたいで。しばらく経ったある日、息子から突然高尾山に行こうと誘われて。『せっかくお弁当作ってくれたのにごめんね』と。それで晴れて高尾山に行くことができました」
2年ほど前から息子さんと一緒に空手を習い始め、40代のうちに黒帯になることが目標だそう。
「子どもの年齢=会社の年齢。これからも自分の子どもと同じように、会社の成長を見守っていきたいです」
(取材・文/平野友紀子)