将来の夢は小説家。ファンタジーが好きだった小学生時代
父親はサラリーマン、母親は専業主婦、という家庭の長女として育った西浦さん。両親ともに教育熱心で、小学生時代の将来の夢は、小説家や絵本作家だったそう。
「親に対してはいい子でいたい、という典型的な長女タイプ。でも、性格は内面的で自分から積極的に人に声をかけることは不得意。今もそうなのですが、ファンタジーの世界で夢想するのが好きで、お姫様と王子様が出てくる本や世界のおとぎ話が好きでしたね。インドアで本が好き、勉強が好き、という子どもでした」
レッドオーシャンで闘うよりも、ニッチマーケットで1番を目指す
中学校受験をして、私立の中高一貫教育の進学校に進学。中学3年生のころにロックが好きになったことがきっかけで、外国語に興味を持つようになりました。
「当時、在日米軍向けに放送されていた『FEN』というラジオ放送で毎週土曜日にビルボードのTOP100を放送する番組があり、ラジオを聞きながら1位から100位までのタイトルとアーティスト名をノートに書くのが趣味。好きなバンドをもっと知りたくて海外の雑誌を読むようになり、自然と英語を勉強するようになりました」
大学に進学する際も、外国語学部を選択。けれど、あえて英語ではなく、ポルトガル語を専攻しました。
「英語の場合、今から勉強をしても帰国子女にはかなわない。それなら、1番になれる確率が高い語学を選ぼう、と。そのころから、レッドオーシャンで闘うよりも小さいニッチマーケットで1番になるほうを選ぶタイプでした」