人生の“折り返し地点”を意識したことが、移住の後押しに
昨年8月、東京・豊洲のマンションから鎌倉の中古一戸建てへと引っ越してきたTさん。移住を決意するきっかけになったのは、「自分が40歳になったこと」だったと振り返ります。
「80年生きるとしたら、40歳はもう折り返し地点。人生の後半戦では思い残したことのないように、やりたいことを全部やってやろう! と思ったんです」。 その“やりたいこと”の一つが、「海の近くに住むこと」。鎌倉は特に地縁のある場所ではありませんでしたが、山も海も近くにあること、寺社仏閣が多いこと、一定水準以上の教育環境があることに引かれ、鎌倉に移ろうと決意しました。
「私自身、歴史を感じさせるものが好きですし、そうしたものに囲まれて子育てしたいと思ったんです。引っ越すなら子どもが小学校に入る前だな、と思い、すぐに実行に移しました」。当初は、土地を買って新築の一戸建てを建てるつもりだったTさんですが、なかなか希望に合う土地が見つからず、どうしようか…と考えていたところに不動産会社から紹介されたのが、中古の一戸建て物件でした。
「見学に行ってみたら、すぐ近くに公園があって、海岸へも歩いて行ける距離。鎌倉の山を見渡せる窓からの眺めも気に入って、即決しました」。とはいえ、築38年の家は水回りが古く、部屋も細かく分けられて使いづらかったため、壁を抜いて全面的にリフォームすることに。リフォーム雑誌などを参考に、テイストが好みで、なおかつ大規模リフォームを多く手掛けているリフォーム会社を選びました。
キッチンやワークスペースとの間を仕切らず、一つにつなげた2階リビング。構造上、外すことのできなかった耐力壁はそのまま残し、石を貼って自然の風合いを感じられる内装に
次ページから読める内容
- 子どもを家事の戦力に。すべてをリビング回りでできる配置
- ママがいなくてもものが探せる収納の工夫
- 「ママが大変そう」と後片付け、洗濯も自分からお手伝い
- リビングの中心は本棚 入る分だけであとは処分
- 子どもと寝落ちして、朝日とともに起きる毎日
- 子どもの希望を取り入れたキッズルームで家への愛着を育てる
- 成長に応じて、間取りを変えられる工夫も
- 自分のペースで働けるよう、在宅勤務制度を利用
- 子どものことがよく見えるから叱る理由がなくなった
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