3人のパパによる「パパ弁当が日本を救う!」と題されたトークショーの模様を誌上公開! 弁当箱、彩り、味付け… などパパたちの「こだわり」を大紹介。「ママは朝の支度に時間がかかります。そんなに朝の支度に時間がかからないパパがお弁当を作るほうが、家庭内ワークライフバランス的にもいいんじゃないかと思っています」という、ママには心強い言葉も飛び出しました。パパたちの熱~い弁当愛をお楽しみください!

 前編はこちら 「最初は下手でも大丈夫!パパも弁当作りを楽しもう」

パパ弁当には、男のこだわりが満載

高橋一晃さん:(以下、敬称略) この4月から、息子の弁当を作るようになって思いましたけど、パパ弁当の基本は、“子どもが食べたいモノ”を作るのではなく、“自分の食べたいモノ”を弁当に詰めて食べさせているのではないか、と思ったりしています。皆さんは、どうですか?

柏原光太郎さん:(以下、敬称略) 確かにそうかもしれないですよね。先ほど、俊美さんと話をしていたんですけど、やっぱり、どこかで外食をしたときに「コレはおいしかったなあ」という料理を、ちょっとアレンジして入れるということが多いのかな、と思います。

渡辺俊美さん:(以下、敬称略) 全くその通りですね。ボクなんかも、ツアーでいろんな土地に行っていろんな料理を食べますが、そこで食べた料理や食材をアレンジして弁当に入れたりしています。

高橋: 柏原さんは、フェイスブックページの「台所男子の会」主宰ですが、男の料理界をリードされてらっしゃいますよね?

柏原: いやいや、そんなつもりはありませんけど(笑)、パパ弁当って、何でもいいと思うんですよ。ボクの場合は冷凍食品は使わないと決めていましたけれども、別に使ってもいいと思います。やっぱり、料理っていうのは、「継続は力なり」なんだと思うんですよね。だから、毎日、パパ弁当を作っていると、楽しくなってくるものじゃないかと思いますね。

高橋: 俊美さんの弁当を見ていると色々ありますが、パパ弁当に対するこだわりというのは、どういうところですか?

渡辺: ボクは弁当箱にこだわりがあって、特にこの、曲げわっぱにこだわっていますね。最初の弁当箱は100円ショップで買ったプラスチック製の弁当箱でした。しばらく、それを使っていたのですが、知り合いの料理人に、曲げわっぱだと水滴も吸ってくれるし、殺菌効果もあって弁当が腐らないと聞いたんです。洗う手間がちょっと大変だけど、しっかりした、いいモノなら100年は使えるよ、と。

左:高橋一晃さん スーパーダディ協会代表。TBSテレビのプロデューサーとして「王様のブランチ」などの番組を歴任し、現在は「アッコにおまかせ!」を担当している。共働き家庭であるため、積極的に育児・家事をする小学校1年生の息子を持つパパで、息子が小学校に入学すると同時に、できる限りパパ弁当を作るようになった。育児を仕事に生かせるビジネス本「スーパーダディビジネスマンの勧め」が3月2日に出版される中:渡辺俊美さん 1990年に結成されたヒップホップバンド「TOKYO No.1 SOUL SET」のメンバー。2009年には、福島出身のミュージシャンやクリエーターと共に「猪苗代湖ズ」を結成。福島県復興支援チャリティーソングを発表し、NHK紅白歌合戦に出場した。当時、高校生だった息子のために作ったパパ弁当エッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』上梓。再婚後、現在、2歳になる女の子の子育て中。右:柏原光太郎さん スーパーダディ協会の発起人の1人でもある文藝春秋の編集者。「週刊文春」「文藝春秋」「オール讀物」編集部、文春文庫部長などを経て、現在は、Web事業部長として「文春オンライン」の立ち上げを行う。中学1年生になる娘のパパで、幼稚園に通う3年間、毎朝パパ弁当を作り続けた。娘の中学入学と共にパパ弁当作りを再開。パパ弁当の写真を自身のフェイスブックや、自ら主宰するフェイスブックページ「台所男子の会」、インスタグラムにて公開している。
左:高橋一晃さん スーパーダディ協会代表。TBSテレビのプロデューサーとして「王様のブランチ」などの番組を歴任し、現在は「アッコにおまかせ!」を担当している。共働き家庭であるため、積極的に育児・家事をする小学校1年生の息子を持つパパで、息子が小学校に入学すると同時に、できる限りパパ弁当を作るようになった。育児を仕事に生かせるビジネス本「スーパーダディビジネスマンの勧め」が3月2日に出版される中:渡辺俊美さん 1990年に結成されたヒップホップバンド「TOKYO No.1 SOUL SET」のメンバー。2009年には、福島出身のミュージシャンやクリエーターと共に「猪苗代湖ズ」を結成。福島県復興支援チャリティーソングを発表し、NHK紅白歌合戦に出場した。当時、高校生だった息子のために作ったパパ弁当エッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』上梓。再婚後、現在、2歳になる女の子の子育て中。右:柏原光太郎さん スーパーダディ協会の発起人の1人でもある文藝春秋の編集者。「週刊文春」「文藝春秋」「オール讀物」編集部、文春文庫部長などを経て、現在は、Web事業部長として「文春オンライン」の立ち上げを行う。中学1年生になる娘のパパで、幼稚園に通う3年間、毎朝パパ弁当を作り続けた。娘の中学入学と共にパパ弁当作りを再開。パパ弁当の写真を自身のフェイスブックや、自ら主宰するフェイスブックページ「台所男子の会」、インスタグラムにて公開している。

渡辺: 曲げわっぱは殺菌効果もあるし、臭いがついたらお湯で消毒してやると、消えます。今使っている曲げわっぱは、1万円ちょっとする高価なモノですが、100年もつんだから安いもんです。曲げわっぱは本当にオススメですね。地方に行く機会があると、民芸品のお店などをのぞいて、気に入ったのがあったら買っていました。九州地方のものや秋田あたりのものがお気に入りです。

高橋: 確かに男って、グッズとかアイテムにこだわりたくなる人が多いですからね。今日はこんな気分だから、こっちの弁当箱に入れようかなど、いくつかお気に入りの弁当箱を用意しておくと、弁当作りも楽しくなりそうですね。