弁当の彩りは、ラスタカラーが基本
高橋: 柏原さんは、パパ弁当へのこだわりという意味では、どういうところにありますか?
柏原: パパ弁当を作るようになると、皆さん、そうだと思いますけど、最初に考えるのは、弁当の彩りなんですよね。赤・緑・黄の3色をなるべく入れるようにしています。
彩りを意識しないままでいると、だいたい茶色っぽい色ばかりになってしまうんですよね。
この写真の弁当で見れば、すき焼き風の煮物が左にあって、真ん中の下にタコの空揚げがある。上のほうにはピーマンとちくわがありますけれども、やはり、黄色、緑、赤の3色をどう入れるかで変わってくるんですよね。
娘は小さいころは人参がダメだったので、赤色をどう入れるかと考えたりしました。あと、卵焼きもあまり好きではなかったので、黄色をどう使うかといった感じで、けっこう苦労しました。
渡辺: あ、それでトマトが黄色なんですね! 最近はだいぶ手に入りやすくなりましたけど、ないことも多いですからね。
柏原: そうなんです。だから私の場合は黄色いトマトは必須なので、時間があるときに黄色いトマトを仕入れておきます。
お弁当を最終的に詰めていると、必ずどこかにスペースが空いちゃうじゃないですか。そこに何を詰めようかなどと考えるのですが、プチトマトやブロッコリーというのは、本当に役立ちますよね。
渡辺: 黄色、赤、緑はレゲエのシンボルでもあるラスタカラーですからね。この3色の彩りを入れるようにするというのは、弁当の基本だと思います。この3色がそろうようにすると、さらにおいしく見えますね。
高橋: 柏原さんは、今でも毎朝、お弁当を作ってらっしゃいますよね。「台所男子の会」のフェイスブックページで柏原さんのお弁当の写真がたくさん見られるので、ぜひ、皆さんもご覧になってください。
柏原: 平日は毎日、フェイスブックページとインスタグラムにパパ弁当写真をアップしていますので、ぜひ見てください!