子ども部屋はたったの4平方メートル。個室にこもらないようにコの字の間取りに
Yさん邸の間取りで特徴的なのが、建物がコの字型になっていること。コの字の一辺にリビングがあり、中庭を挟んだもう一辺に寝室や子ども部屋が配置されています。
「リビングにいても、中庭を挟んで反対側の子ども部屋が見えるのが、コの字型にするメリット。いずれ子どもたちが独立した後はコの字の一辺を区切って、人とシェアすることも考えています」
平屋を選んだのも、子ども部屋をコンパクトにしたのと同様に、「個室にこもってほしくない」という思いから。「2階があると、どうしても親の目が届かないことがありますよね。でも平屋ならお互いの距離が近いし、子どもたちがどこで何をしているのかすぐに分かります」
この間取りにしたおかげで、家族が自然とリビングに集まるように。「宿題をするとき、おもちゃで遊ぶとき、テレビを見るとき……。それぞれに違うことをするときも、お互いを近くに感じながら過ごしています」