こんにちは。チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。
1月ということで、新しい家族のコミュニケーションのご提案ができればいいなと思っています。「今年こそ、家族全員でできるような何かを始めてみよう!」という、ご家族にぜひおすすめしたいのが、「ファミリーカレンダー」を使った家族の定例会議です。
年始に「家族の年中行事」をスケジューリング
皆さんのご家庭では「家族の年中行事」は決まっていますか? 新しい年の初めに、家族みんなで話し合って、カレンダーに書き込んでみましょう。
以前、祖父母の誕生日のお祝い日を決めて、早めにスケジュールをお渡していたママもいらっしゃいました。こういう機会にこそ、改めてお手紙を書くなんていうのもすてきですよね。子どもから祖父母へ宛てて、お手紙を書かせてみるのもおすすめです。
また、七五三などの行事は、事前準備や予約に手間がかかります。記念写真撮影、お食事会、着物の手配など盛りだくさんです。DUAL世代の皆さんは仕事をしながらの準備になりますが、平日しか電話がつながらない場所などもあり、大変ですよね。年初に予定を立てて、早め早めに準備を済ませておくと安心です。
今は、飛行機だって早めに予約をしておけば安くなる時代です。いつもこちらのコラムでもお伝えしていますが、「いろんな所へ連れて行きたい」という思いは、親の気持ちの大きなウエートを占めていると思います。それよりも、子どもにとって大切なことは「日常の積み重ね」ですから、カレンダーに書き込むことで、予定を詰め込み過ぎていないかを考えるいい機会にもなります。
年間の大きな行事のスケジュールを立てたら、毎月1回はコミュニケーションの時間として、「家族の定例会議」を開いてみてはいかがでしょう。結婚して子どもが生まれたからといって、突然、理想的な家族になれるわけではありません。家族は、全員が努力して“つくりあげていく”チームのようなものなのです。
次ページからは、子育て学協会がおすすめする「ファミリーカレンダー」を使った家族の定例会議についてご説明していきましょう。