全く問題がない“完璧”な家庭はありません。子どもの成長とともに訪れる課題に全員が「チーム」として取り組み、自分たちらしい家族を形成すること――それが「ファミリー・ビルディング」の考え方です。幼児教育を通して6000人以上の子どもと接し、数多くの家庭をコンサルティングしてきた山本直美さんが、悩めるデュアラー世代へアドバイスします。新年最初のテーマは「家族が触れ合う時間の質をどうやって高めるか」。忙しいデュアルファミリーに山本さんがおすすめするのは「家族の定例会議」です。家族の時間を楽しく、より充実したものにする家族会議について、山本さんに聞きました。

(日経DUAL特選シリーズ/2017年1月収録記事を再掲載します。)

 こんにちは。チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。

 1月ということで、新しい家族のコミュニケーションのご提案ができればいいなと思っています。「今年こそ、家族全員でできるような何かを始めてみよう!」という、ご家族にぜひおすすめしたいのが、「ファミリーカレンダー」を使った家族の定例会議です。

年始に「家族の年中行事」をスケジューリング

 皆さんのご家庭では「家族の年中行事」は決まっていますか? 新しい年の初めに、家族みんなで話し合って、カレンダーに書き込んでみましょう。

・帰省する時期の確認(今年はお盆に帰省する? 年末年始はどうする?)

・子どもや祖父母の誕生日会はいつにする?

・七五三など祖父母にも参加をお願いするような行事はどうする?

 などなど……。

 以前、祖父母の誕生日のお祝い日を決めて、早めにスケジュールをお渡していたママもいらっしゃいました。こういう機会にこそ、改めてお手紙を書くなんていうのもすてきですよね。子どもから祖父母へ宛てて、お手紙を書かせてみるのもおすすめです。

 また、七五三などの行事は、事前準備や予約に手間がかかります。記念写真撮影、お食事会、着物の手配など盛りだくさんです。DUAL世代の皆さんは仕事をしながらの準備になりますが、平日しか電話がつながらない場所などもあり、大変ですよね。年初に予定を立てて、早め早めに準備を済ませておくと安心です。

 今は、飛行機だって早めに予約をしておけば安くなる時代です。いつもこちらのコラムでもお伝えしていますが、「いろんな所へ連れて行きたい」という思いは、親の気持ちの大きなウエートを占めていると思います。それよりも、子どもにとって大切なことは「日常の積み重ね」ですから、カレンダーに書き込むことで、予定を詰め込み過ぎていないかを考えるいい機会にもなります。

 年間の大きな行事のスケジュールを立てたら、毎月1回はコミュニケーションの時間として、「家族の定例会議」を開いてみてはいかがでしょう。結婚して子どもが生まれたからといって、突然、理想的な家族になれるわけではありません。家族は、全員が努力して“つくりあげていく”チームのようなものなのです。

 次ページからは、子育て学協会がおすすめする「ファミリーカレンダー」を使った家族の定例会議についてご説明していきましょう。

次ページから読める内容

  • 1カ月に1回、時間を決めて「定例会議」を開こう
  • 家族全員の「快動」を大事にする
  • 家族で「7つの人間関係」を大切にすれば、孤立化しない
  • 家族がいい状態でいるための「自律ルール」

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