赤の他人の子どもを純粋にかわいがれる人こそ、社会の宝だよ!
先日、子連れで飛行機に乗ったとき、隣にキャリアウーマン風の若い女性が座っていました。
(ああ…これ、絶対「隣りの席、赤ちゃんやん! ついてないわ~」って思われているパターン…)
そう思い、座った瞬間に「子どもが落ち着きないかもしれないんですが、申し訳ありません」と謝っておいたんですよ。
「いえいえ、全然気にしないでくださいね~」と言ってくださったのですが、「そうは言っても実際はどう思われてるのかな…」と不安でした。
案の定、空の上で落ち着きなくガサゴソするわが子。私の膝に立ち上がったり、遊んでいるおもちゃを隣の座席に落としたり…。そのたびに謝るのですが、なんとその方、かばんの中から人形のついたキーホルダーを出してあやしてくれたり、「おいくつですか?」と聞いてくれたり…。ポーズでやってくれてるようには、到底思えません。ありがた過ぎて、涙が出そうでした。
遭遇するとうれしいですよね、そういう子ども好きな人。私の中では「神」と呼び、深く感謝することにしています。
仕事の現場でも「神」に遭遇することがあります。スタッフさんに子どもの話を聞かれ、「ああ、社交辞令で聞いてくれているんだな」と察し、いつも手短に答えるようにしています。ただ、時々社交辞令とは思えないほどグイグイ聞いてくる方がいるんですよね。
「写真ないんですか!? 見たい!」と言われると、「見てくれるんですか!」とビックリしてしまいます。
子どもという存在に冷めていた昔の自分と比べて、なんて子ども好きな人なんだろう。こういう人こそ社会の宝だなぁと感動する瞬間です。