ユニリーバ・ジャパンの新人制度「WAA(Work from Anywhere and Anytime)」を紹介する5回読み切りシリーズ。第4回「働く時間と場所の自由化で、社員の幸せ感が上がった」に続く第5回では、WAAを活用している同社社員へのインタビューを通して、その成果と課題を見ていきたい。

義両親に依存しない働き方を模索する中、WAAをスタート

 インタビューに応じてくれたのは、2016年7月のWAA開始とともに制度を利用しているという染谷一嘉さん。染谷さんはユニリーバ・ジャパンのサプライチェーン部門に所属する、中学生の長男と長女、小学生の次男の3人の子どもを持つパパだ。現在、WAAを利用して週2日は在宅勤務を行っている。


ユニリーバ・ジャパン・サービスに勤務する染谷さん。在宅勤務中にスカイプ経由で取材に応じてくれた

 具体的にはどのようなタイムスケジュールで勤務しているのだろうか。

 「会社に行く日は、だいたい9時半から19時半まで出勤しています。在宅勤務の日は、子どもが登校した後の7時半から仕事を始め、18時をめどに上がるようにしています」

 染谷さんは共働きで、妻はパートタイムながら週5日勤務。繁忙期にはシフトが延び、17時、18時まで勤務することも珍しくない。小学1年生の次男が下校してくる15時に帰宅が間に合わないことも多く、これまでは自宅の隣に住む妻の両親にサポートしてもらっていた。

 「以前のワークスタイルは、義父母のサポートがあってこそ成り立つものでした。しかし、義父母もだんだんと年を取り、肉体的にも、時間的にも子どもたちの世話をお願いすることが厳しくなってきたんです

 しかも、長男は受験生。家事と育児をスムーズに回すため、ワークスタイルを変える必要性をひしひしと感じていた矢先のWAAスタートだった。染谷さんは、すぐに利用を決めたという。

次ページから読める内容

  • 片道1時間半の通勤時間がなくなり、子どもと接する時間が劇的に増えた
  • ビジョンを軸に働き方を考えることで、豊かな人生を実現する

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